アラフォーに入ったころから強い疲労感を覚えるようになり、10代からの便秘、腹部のハリ、食欲不振が悪化。特に生理前がひどく、普段でも市販の便秘薬を飲んで3~4日に1回ほどしかなかった便通が、生理前にはさらに悪化、1週間に1回あるかないかになりました。市販の便秘薬が効かず、病院に通ってもスッキリ改善せず。最終的に薬だけに頼らず腸内環境を整えようと、ある発酵食品を試してみました。その結果をお伝えします。

薬を服用するも腹部のハリは解消せず



30代後半のある日。便秘が1週間以上続き、浣腸しても出ず、やっと出たと思ったら血便でした。何かの病気かと不安になり、胃腸科を受診。幸い大病ではなかったのですが、大腸内視鏡検査の後、先生から「腸が長いから便秘になりやすいタイプだよ」と告げられました。処方された薬を服用すると排便は1~2日に1回程度になりましたが、腹部のハリや消化不良は治まりませんでした。

そのうち、腹部のハリが苦しいので便秘薬を減らしたいと思うように。そのためにも腸内環境を整えることが先決と考え、まずは食事を見直すことにしました。といっても、それまでも長く便秘と付き合ってきた私です。腸に良いとされる食物繊維を含んだ野菜や乳製品などはすでに試し済みで、思うような結果が得られていませんでした。

そんなとき、友人から酢にんにくが体に良いと聞いたのです。気になって調べてみると、酢は発酵食品の1つであり、酢も含めた発酵食品は乳酸菌や酵母などを活用して作られるので腸内環境を整える上でも重要な役割を果たすとのこと。酢にんにくなら、酢とスタミナ食材のにんにくを一度にとれるのも良いと思い、早速ネットで酢にんにくの作り方を探して試してみることにしました。

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レモン酢を取り入れてさらに食生活は豊かに



酢にんにくの作り方は、まず1分ほど保存用の瓶を煮沸消毒。次に、にんにくを細かく刻んで瓶に入れます。にんにくが浸るくらいに酢を入れた後、2週間ほど冷蔵庫で保存。にんにくが酢と反応して青みを帯びた状態になり、次第に黄みがかってきたら食べごろです。ほぼ毎日1片ほどを食べ続けました。

酢にんにくは、酸っぱさや辛みが鼻を抜けていく刺激が強めの味ですが、漬かるほどにマイルドな味わいに。また、漬け込んだ酢は餃子との相性が抜群でした。

ただ、にんにくだけに、人に会うときには臭いが気になりました。そこで、並行して試してみたのがレモン酢です。シミ対策として、ビタミンCが豊富なレモンのレシピを探していたときにネットで見つけました。レモン酢の材料は、レモン1~2個に対して酢350~500ml、氷砂糖180~200g。たわしなどで表面の汚れを落としたレモンを輪切りにし、煮沸消毒した瓶に詰めます。そこに氷砂糖と酢を加え、電子レンジで30秒~1分ほど加熱した後、約1日漬ければ完成です。

レモン酢は、レモンの酸味と氷砂糖の甘味が効いたスッキリとした味わいで、水や炭酸で割って飲んだり、調味料として使ったりしました。