画像はイメージ(Flicker/ neepster)
新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止策として、行われていた水際対策。
訪日外国人の数が激減していましたが、解除されて以降は回復傾向にあります。
デジタルマーケティングを手掛ける株式会社MOVは2024年2月末に、「訪日外国人の行動データと口コミデータで紐解く!2024年のインバウンド動向とデジタルプロモーション」と題したセミナーを開催。
同社が運営する『訪日ラボ』が、訪日外国人の行動データについてまとめたデータを公開しました。
インバウンド増加で岐阜県に注目集まる
2024年1月時点のデータによると、日本にやって来た外国人の数は、2019年のほぼ同等にあたる269万人にまで回復したとのこと。
国別で見ると、最も多いのは韓国人で、次に台湾、中国さらに香港とアジア圏が最も多く、5位にアメリカでした。
また、中国の旧正月である「春節」の時期に人気のある都道府県では、例年通り1位の東京をはじめ大阪、北海道、京都に続き、新しく岐阜県が5位に入り注目されています。
岐阜県へのインバウンド需要が伸びたのは、「デジタル戦略が功を奏したからだ」と同社は分析。
岐阜県は2018年頃から、SEO対策やGoogle Mapの整備、SNS発信などの取り組みに力を入れてきました。
その効果として、岐阜県の自治体が開設した多言語サイト『VISIT GOFU』へのアクセス数が、2018年と比べ2023年度では、3倍に伸びたというのです。
岐阜県の中で外国人観光客に人気のある観光地は、白川郷。
続いて飛騨の里、飛騨高山宮川朝市です。
都心よりも、自然豊かな観光名所や歴史博物館といった施設が注目されているようです。
また口コミの傾向から、日本人よりも外国人観光客の方が全体的に高い評価をしているということも判明。
世界全体で約7割の人口が使っているGoogleマップについて、同社は「今後もデジタルマーケティングにおいて必須のツール」と分析しています。
デジタルマーケティング戦略で人気観光地となった岐阜県のような自治体は全国的にはまだ少ないとのこと。
今後インバウンドの拡大には、デジタルマーケティングが求められるようです。
今回のセミナーを見逃した人は、こちらから閲覧できます。よろしければご覧ください。