スマホ向け人気ガンシューティングRPG「勝利の女神:NIKKE」公式Xが2024年9月24日、登場キャラクターが既存コンテンツに類似しているのではないかと指摘を受けたことについて対応を発表した。当事者やファンに迷惑をかけたと謝罪もしている。
テンセントが韓国ゲーム会社と手を組んで展開
NIKKEは「背中で魅せるガンガールRPG」をうたい、未来を舞台として少女たちが戦う三人称視点のゲームとなっている。中国企業「テンセント」のグローバルゲームブランド「Level Infinite」が、韓国のゲーム開発会社「SHIFT UP」と手を組んで展開しており、日本では22年に正式リリースされた。
今回の発表では、SHIFT UPが、NIKKEにおいて使用しているキャラ2体に関して「2019年に発表されたneco様の作品に類似しているのではないかとのご指摘を受けました」と説明。
続けて、「当社としては、まずこのようなご指摘を受けることにより、neco様やそのファンの皆様に大変ご心配やご迷惑をおかけする結果となってしまったことについて、心よりお詫び申し上げます」と伝えた。
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「寛大なご配慮に深く感謝の意を表し、今後、再発防止に努めて参ります」
指摘を受けて相手と協議した結果、キャラ2体のうちNPCについて同社は直ちに使用中止し、もう一方のSSRキャラ「紅蓮:ブラックシャドウ」については「neco様のご厚意により、引き続き使用することの了解を得ることができました」と報告。終わりには「当社は、neco様の寛大なご配慮に深く感謝の意を表し、今後、再発防止に努めて参ります」と記した。
問題になったキャラは23年12月28日に実装されたバージョン「NEW YEAR, NEW SWORD」で登場し、波紋を広げた。Xで35万超フォロワーがいる人気イラストレーター・necoさんは31日、NIKKE運営からキャラの類似性を認める旨と謝罪の連絡を受けたと明かし、1月18日には「個人での解決は困難」と弁護士を立てて対応すると述べていた。