壁は後からでも追加できる

最後は、子供部屋です。



[図表10]2段ベッドが丸見えの子ども部屋 出典:『狭い部屋でも快適に暮らすための家具配置のルール』(彩図社)より抜粋

子供部屋は間仕切り扉を開けた時に、[図表10]のように、リビング・ダイニングから2段ベッドが丸見えになってしまうこともお悩みでした。

そこで、突っ張るタイプの間仕切り(突っ張りワイヤーネット)をベッドの後ろに取り付け、[図表11]のように、ベッドの目隠しにしました。



[図表11]目隠しのワイヤーネット 出典:『狭い部屋でも快適に暮らすための家具配置のルール』(彩図社)より抜粋

このワイヤーネットですが、フックをかければ、色々なものを吊るして収納することも
できます。

また、ハンガーポールは、あらゆる方向から洋服をかけると、全体的にふくらみが出て、場所をとります。そのため、部屋奥の壁に突っ張り棒を取り付け、洋服をかけました。([図表12])一方向から洋服をかけることにより、ふくらみを抑え、また取り出しやすい洋服収納になります。



[図表12]部屋の奥に取り付けた突っ張り棒 出典:『狭い部屋でも快適に暮らすための家具配置のルール』(彩図社)より抜粋

そして、突っ張りハンガー下のスペースには、引き出し収納(リビングチェスト)を置き、押入れも含めた収納ゾーンとしてまとめました。

衣類の収納がまとまることで、動線が短くなり、収納作業が楽になります。

最後に、部屋の奥の床に置いてあった教科書や参考書などの学習用品([図表13])は、[図表14]のように本棚に収納し、学習机のそばに設置しました。



[図表13]部屋の奥に置いてあった学習用品 出典:『狭い部屋でも快適に暮らすための家具配置のルール』(彩図社)より抜粋


[図表14]本棚に収納された様子 出典:『狭い部屋でも快適に暮らすための家具配置のルール』(彩図社)より抜粋

今回の模様替えにかかった費用は、合計14品/約5万円(税込み)でした。



[図表15]before 出典:『狭い部屋でも快適に暮らすための家具配置のルール』(彩図社)より抜粋


[図表16]after 出典:『狭い部屋でも快適に暮らすための家具配置のルール』(彩図社)より抜粋

このように、ホームセンターやネットショップなどを利用することで、安価な既製品を使って、手軽な模様替えを実現することができます。

しかま のりこ
COLLINO一級建築士事務所
一級建築士/模様替えアドバイザー