SDN48の元メンバーで実業家の光上せあらさんが2024年9月20日に、中国・深圳市で日本人学校の男子児童が刺殺された事件をめぐり、「やっぱりどこの国か、というよりその人に問題があるという事だと思うのです」などとブログで言及した。
光上さんはシンガポール人の祖父、韓国と中国のハーフの祖母、中国人の母を持つと公表しており、ブログではたびたび中国の祖母の家に行く様子を投稿している。
「戦争は反対だという事を先に書いておきます」
深圳市での日本人男児刺殺事件では、日本政府の発表などによると、18日に男児が通学中に男に襲われ、その後死亡した。6月にも江蘇省蘇州市で、日本人学校の送迎バスを待っていた親子らが刃物で襲われた事件が発生していたことから、中国に在留する日本人に不安が広がっている。四川省の地方政府幹部が通信アプリのチャットで、日本人へのヘイト発言をしたことも伝えられている。24日には上川陽子外相が、中国の王毅外相と会談し、事実の解明や再発防止などを求めた。
光上さんは、「とてもセンシティブな話ですし 日中の歴史を含めて、私なんかが軽い気持ちで書いてはいけない。簡単な事ではない事はわかっていますが」と断ったうえで、「自分も子供を産んだ母親として 男の子のお母さんの気持ちは想像もつかないです。もう想像できない。母として辛すぎて想像ができないんです」と、被害男児や遺族に寄り添った。
続けて、「そして戦争は反対だという事を先に書いておきます」「これ以上国同士が歪みあって欲しくない」(原文ママ)と訴えた。
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「どこの国か、というよりその人に問題があるという事」
光上さんは、「今回の事件や鹿を蹴る事件など、中国人の事件が起きると私の元には様々なDMが届きます」と明かす。中国人観光客とみられる人物が奈良の鹿を蹴る動画が拡散された際は、「なんで中国人は鹿を蹴るの?」という質問が届いたという。
6月の江蘇省蘇州市の事件では、助けようとした案内係の中国人女性が亡くなっていることが報じられている。光上さんはこれに触れ、「切りつけた人も中国人です。庇った人も中国人 やっぱりどこの国か、というよりその人に問題があるという事だと思うのです」と考えを明かした。
「だから今回の事で日中の関係が悪くなるというのは嫌です」とし、「どっちの国も好きだから歪みあって欲しくないのです。それは大好きな韓国もそうだし大好きなハワイもそうだし国と国が歪みあって欲しくない」(原文ママ)と述べた。
最後に、「目の色や肌の色や、出身地なんてどーでも良くない?たったひとつの地球で生かしてもらっているんだからどうして人は歪み合う事をやめられないの?」(原文ママ)と投げかけている。