海外不動産、どこの国に投資するべき? 『モンゴルがいま熱い! モンゴル不動産投資をおススメするこれだけの理由』(WAC)の著者である安藤義人氏は、それぞれの国に異なるメリットとデメリットがあるといいます。今回は、観光地としても根強い人気があるハワイと、近年注目を集めているドバイの不動産投資について詳しく解説します。
投資先としてもリゾートとしても大人気「ハワイ」
日本からのアクセスもよく、美しいビーチや観光地が人気のハワイは、日本人にとって一番身近なリゾート地です。
実は、ハワイはリゾート地としてだけでなく、投資先としても大人気です。1年を通じて過ごしやすく、治安もいいことから、移住する人や老後をハワイで過ごすシルバー世代、ハワイにセカンドホームを持つ人も増加し、人口減少を心配する必要はありません。
その結果、賃貸需要も旺盛で、基本的に不動産価格は上昇トレンドです。特に、ビーチや商業施設に近いなどの優良物件は奪い合いで、悠長に価格交渉などしていたら、あっという間に買えなくなることもあるほどです。
価格は高いが環境は良い
また、海外不動産投資では非常に珍しく、日本国内の金融機関でもハワイの不動産投資向けにローンが組めたり、条件こそあるものの、現地の金融機関から融資を受けたりすることもできるため、この融資面も人気を後押ししている理由です。
ハワイは人気のエリアであることから、利回りは低いものの、現地に経験豊富な日本人の不動産エージェントも数多く存在しており、投資しやすい環境であることは間違いありません。価格が高いことを除いては。
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富裕層が集まる「ドバイ」
世界一の高さを誇る超高層ビル「ブルジュ・ハリファ」や、ペルシャ湾に浮かぶ美しい人工島「パーム・ジュメイラ」など、人気の観光地が多い「ドバイ」。一度は、旅行してみたいと思っている人も多いのではないでしょうか。
ドバイは、アラブ首長国連邦(UAE)の首長国の1つであり、UAE最大の都市です。砂漠に囲まれているため、夏季である4月~10月はとにかく暑く、気温が摂氏40度を超えます。ベストシーズンとされる11月から翌3月までの冬季は、平均気温が20度程度と過ごしやすい一方で、砂嵐が発生する日もあり、生活環境はそれほどいいとはいえません。昼と夜の寒暖差が大きいのも特徴です。
それでも、ドバイには世界中から富裕層が移住していると聞きます。それはなぜでしょうか。
答えは、ドバイが急速に発展している都市だからです。
ドバイは、アジアやアフリカ、欧州を結ぶ要所として多くのグローバル企業が拠点を構えるほか、UAEの経済の中心、金融の拠点という側面も持ち合わせています。人口もここ数年で急増しており、人口の約9割が移住してきた外国人。しかもそのうち7割が30代、40代の働き盛り世代です。