米メディア「Dodgers Nation」(ウェブ版)が2024年9月25日、ロッテ佐々木朗希投手(22)の特集記事を組み、今オフの動向を独自分析した。

「千葉ロッテマリーンズが佐々木投手を手放すのか…」

大リーグ挑戦を熱望しているとされる佐々木。大谷翔平選手(30)と山本由伸投手(26)が所属するロサンゼルス・ドジャースの地元メディア「Dodgers Nation」は、「佐々木朗希がドジャースへ?全米MLBライターはそれを否定しない」とのタイトルで記事を公開した。

記事は「ロサンゼルス・ドジャースはオフシーズン中に日本プロ野球の佐々木朗希投手と契約するのだろうか?」と書き出し、米全国紙「USA TODAY」のボブ・ナイチンゲール記者のコメント紹介しながら記事を展開した。

同メディアは、佐々木を「国際的に最も注目されている有望株のひとり」と評し、佐々木の現状を次のように解説した。

「今シーズンは怪我に悩まされたとはいえ、多くの球団が欲しがるだろう。しかし、千葉ロッテマリーンズが佐々木投手を手放すのか、それともまだ海外フリーエージェント(FA)の資格がないためMLBに行くのかは不明である。もしMLBに行くとしたら、彼はドジャースを選ぶだろうか?」

一方で、ナイチンゲール記者は、「Dodgers Nation」の取材に対して、「ドジャースは佐々木にとって最適なチーム」との見方を示した。

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「大谷がいて、山本がいてくれれば、彼は居心地がよいだろう」

そして、「彼がドジャースと契約するという噂は何年も前から流れている」とし、その理由について言及した。

ナイチンゲール記者は「大谷がいて、山本がいてくれれば、彼は居心地がよいだろう」と指摘し、「大谷のときのように、30球団すべてが佐々木に注目すると思う。西海岸の全球団が有利なのは、家から近いからだ。特に大谷と山本がチームにいることは(ドジャースの)助けになる」との見解を示したという。

スポーツ紙の報道によると、佐々木は今年1月の契約更改会見で、将来的に大リーグでプレーしたいとの思いを口にしたという。

注目された今シーズンは右上肢のコンディション不良などで2度、戦線を離脱。25日時点で17試合に先発し、9勝5敗、防御率2.47。クオリティスタート(QS=6回以上を投げて自責点3以内)達成率は58.8%。

大リーグには現在、海外プロリーグから25歳未満の外国人選手を獲得する場合、契約金や年俸を低く抑える通称「25歳ルール」という規定がある。22歳の佐々木にとっては、これがネックになりそうだが、今オフの動向に注目が集まる。