画像はイメージ(Flicker/ Simon_sees)
日常の安全が一瞬にして脅かされる瞬間。公共交通機関での予期せぬ出来事は、乗客に大きな不安を与えます。
ジェットスター航空の乗客が非常ドアを勝手に開け、機外に出る騒ぎがありました。
ジェットスター航空の乗客が迷惑行為
「7NEWS Australia」の報道によれば、この出来事はオーストラリアのメルボルンにあるタラマリン空港で起きました。
非常口の列に座っていた男性客が、飛行機の着陸後に非常ドアを開けて、翼に出たのです。
男性の様子を見ていた乗客の1人は、「まるでそこに行くことだけが目的だったかのように、彼の目線はただ一点を見つめているようでした」と語っています。
客室乗務員が男性を非常ドアから引き離そうと試みましたが、失敗。
他の乗客も立ち上がり「止めろ」との掛け声とともに男性を止めようとしていました。
非常ドアは引きちぎられるように開けられ、避難用のスライドも展開。
上述の乗客は「彼を押さえつけようとしていたら、もっと攻撃的になっていたかもしれない」と振り返っています。
機外に出た男性は、滑走路で警察に拘束され病院に搬送されました。
ジェットスター機はこの日終日運休になりましたが、非常ドアとスライドの修理後、翌朝には運行を再開しています。
同乗していた他の乗客からは、「機内から悲鳴が上がったので怖かった」「避難用スライドに乗りたかったのではないか」などの感想が聞かれました。
機内の乗客が無事で何よりですね。