知人が45歳のころの話です。知人は夫と、中学生の娘2人と一緒に暮らしていました。夫は仕事が忙しく、朝早く出勤し夜中に帰宅するような生活。休みは週に1日あるかないかでなかなか家族の時間が取れず、知人はほとんどひとりで家事育児をこなす日々でした。平和に過ごしていた結婚22年目のある日、娘が泣きながら知人にあることをカミングアウトしてきます。そこで知らされる衝撃の事実とは?

夫を支える良き妻であろうと頑張っていた





知人は年上の夫と23歳のときに結婚。夫は仕事に一生懸命で、ほとんど休日もなく働いていました。家事と育児は妻に任せっきりで、周りからは「シングルマザー状態だ」と言われていたほど。しかし、知人は「夫が一生懸命に働いてくれるから生活ができている」と夫に感謝し、仕事に家事に育児に奮闘する毎日を過ごしていました。

当時は、夫が仕事や友だちとの飲み会で帰りが朝方になろうが、自宅に夫の友人を連れてきて飲み明かそうが、一切文句を言わずに対応していたそうです。夫のまれな休日には、家族でお出かけしていたそうですが、普段から夫とのコミュニケーションが少ないためか、出先で衝突することも多かったのだとか。とはいえ、夫は亭主関白で威厳のある人。夫には下手に出るしかなく、良き妻であろうと頑張っていた知人でした。

夫に尽くす知人は、夫が自分に隠れて何かをやっているなどとは思っておらず、完全に夫を信用していました。もちろん、夫がどこで何をしていても詮索もせず、口出しもしません。知人が夫に対して関心がないのではなく、夫は仕事が忙しくて家にいる時間がほとんどないので、その分自分が家庭を守らないといけないと必死に生活を回していたのです。

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突然、娘が伝えてきた話の内容に衝撃!

知人には娘が2人います。とても仲が良く、夜は一緒にテレビを見たり、くだらないことで笑ったりと明るい姉妹です。そんな娘たちは中学生という思春期真っただ中で、携帯が欲しいお年ごろ。よく母親の携帯でゲームをしたりメールをしたりして楽しんでいたそうです。

そんなある日、父親がお風呂に入っている隙を狙って、父親の携帯で遊んでいた娘たち。知人は娘たちが夫の携帯で遊んでいることに気付いていませんでした。すると突然「え!! 何これ!?」と娘たちの悲鳴と驚きの声が聞こえます。知人は「何だろう?」と思いながらも、いつも明るい娘たちなので気に留めませんでした。

しかし後日、次女から突然、衝撃的な言葉が……。「この前お父さんの携帯で遊んでいて、たまたまメールを開いたんだよね。お父さん、女の人とやりとりしているよ。気持ち悪い……」と、知人に泣きながら伝えてきたそうです。

メールの詳細を聞くと、明らかに浮気している内容が続々と。あまりの衝撃に言葉を失った知人。「仕事で忙しいはずの夫が浮気をする時間があるのか」と不思議に思うのと、「あれだけ仕事をしていたら息抜きくらいしたいよね」との思いもあったそう。たしかにショックは大きかったものの、自分よりも、娘たちが深く傷ついたことが一番苦しかったと語っていました。