母親として決心したことは
予想外なところから夫の浮気が発覚した知人でしたが、彼女は家庭を守ることだけを考ええていました。このままの生活を望み、証拠を確認することもせずにこれまで通り夫に接したそうです。
しかし、娘たちを傷つけたことだけは許せなかった知人。「思春期真っただ中の大切な時期に、なんてことをしてくれたんだ!」と、これから娘たちが恋愛していく中で、男性に対しての偏見が生まれたのではないかと心配したそう。
夫は相変わらず仕事に忙しいのか、なかなかゆっくり話ができる時間もありませんでしたが、夫の機嫌とタイミングを見計らい、知人は夫に「娘たちが携帯を見ることもあるから、内容に気を付けて」とだけ伝えました。夫は「うん」とだけ返事をし、それからはこの話題に触れることはありませんでした。
特に深く傷ついた次女は、最初は受け入れられずに父親を拒絶するようになったのだとか。しかし、知人が次女の気持ちを聞いて受け止めることで、少しずつ次女の心の傷は和らいでいったそうです。そして、もちろん自分もつらかったと当時の葛藤を語っていました。
現在、知人は60歳。娘たちも結婚して家を出たので、今は夫と2人で暮らしています。孫ができて性格が柔らかくなった夫は、今では知人を大切にし、知人の味方に。冗談を言い笑い合いながら平和に暮らしているそうです。
次女とは、このときの話をする機会もあるそうで、娘たちは娘たちなりに考えて、大人になるにつれて父親の行動を理解したそう。今では笑い話として話せるようになったものの、やはりあのときの衝撃は忘れないと言います。
知人が夫に注意してから、夫の行動が改善したかどうかは今でも闇の中。しかし現在、知人はまったく気にしていません。「あんなこともあったけど、やっぱり夫には感謝している」と言う知人でした。
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まとめ
娘からの報告で夫の浮気が発覚した知人。しかし彼女は自分のことよりも家族を守ることを優先し、夫を責めずに、家族が離れる選択もしませんでした。妻として、母として、大きな葛藤の中で、今まで通りの生活を選択した知人は強くて立派だと思いました。
そんな知人は、子育てから卒業し、今では夫婦2人で暮らしています。今までは子どもと夫を優先していた分、これからは自分の気持ちを優先して、夫婦仲良く幸せに暮らしてほしいです。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
マンガ/さくら
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年8月)
著者/小柳 百合
20代女性。やんちゃな兄妹の子育てに奮闘する、元看護師ママ。趣味は温泉巡りと手帳タイム。子どもの寝かしつけ後に温泉のリサーチと、手帳を書くのが楽しみ。