セクシー女優と交際した一般男性の顛末。隠しきれない彼女の職業病、半年で破局した衝撃の“報告”とは…――仰天ニュース傑作選

過去5万本の記事より大反響だった話をピックアップ!(初公開2023年6月4日 記事は取材時の状況) *  *  *

 芸能人と一般人の結婚報道が出るたびに「どこで芸能人と出会い、どうやって口説いたのか?」と気になってしまうのは男の性。たとえ我々にノーチャンスだとしても、念のため知っておいて損はない。というわけで、実際に女性芸能人と交際まで漕ぎ着けた一般男性を取材し、その顛末を聞いてみた——。

 今回は、男なら一度は憧れるだろう、セクシー女優との交際。しかし多くの男性にとって、接点を持つこと自体が夢のまた夢だろう。都内でカメラマンとして働く福本健さん(仮名・36歳)は、飲み会をきっかけにセクシー女優と交際することになったが、半年後に思わぬ結末を迎えることとなる。

◆最初の出会いは撮影現場

「相手は単体のセクシー女優で、出会ったのは僕が23歳のときでした。初対面は彼女の作品の撮影現場。当時の僕は見習いカメラマンで、仕事で知り合った人から『よかったら撮影の雑用バイトで来ないか』と誘われたんです。でもそのときは“そういう現場”って知らなくて、スタジオに着いてからびっくりしました(笑)」

 その場では遠くから挨拶する程度で、彼女と話すことはなかった。健さん自身はその後も現場の手伝いを続けたそうだが、彼女の撮影に入ることはなかったという。

◆友人の飲み会で再会

 彼女のことを忘れかけていた頃、思いがけない場所で再会する。友人に誘われて行った飲み会に、彼女がいたのだ。

「僕は『あっ!』って気付いたけど、むこうは雑用スタッフなんて覚えているわけがなくて。友達に紹介されて、『はじめまして』からスタートしました。地元が同じだったこともあり、意気投合してよく飲みに行くようになったんです」

 3歳年下の彼女は胸が大きく、黒髪が似合うクール系美人。付き合うきっかけになったのは、彼女と行ったランチだった。

◆ランチ後、お茶に誘うノリでラブホへ


「食べるのが大好きで、細身なのにものすごく食うんですよ。大盛メニューを次から次にサラッとたいらげるのを見て、『この子いいじゃん』ってなりました。僕、食べっぷりがいい女性が好きなので。ランチのあと、彼女から『二軒目どうする? お茶する? ホテル行く?』って誘ってきたんです。断る理由もないし、ケーキを食べてからホテルに行きました」

 そこから交際に発展。彼女には「今まででいちばんアッチが上手かったから付き合った」と言われていたそうだ。

「男性としては名誉なことですよね。すごく嬉しかった。ただ彼女、セクシー女優をやっているって俺に隠しているつもりだったんですよ……」

◆一般人を装う彼女

 飲み会での出会いから先、彼女は自分がセクシー女優であるとは健さんに話していなかった。

「僕にはバレていないと思っていたんでしょうね。共通の友人たちも『アイツは知らないだろうし黙っておこう』って感じだったみたいです。彼女を紹介してくれた友達と飲んだとき、『あの子セクシー女優だよな?』って言ったら、『知ってたの!?』って驚いていましたから。僕が知っているって、彼女には黙っておいてと口止めしました。バレていないと思っているのが、おもしろかったので」

◆隠しきれない夜の職業病


 お互いに隠し事をしつつも、表面上は一般的な男女交際と変わらなかった。しかし、ひとつだけセクシー女優であることを思わせる一面があったという。

「行為のときに、“職業病”っぽいクセが出るんです。例えば、わざとらしい色っぽい声を出すとか、あの握り方もいわゆる玄人握りです。そういうのを隠しきれないんですよね。染みついちゃってるから」

 “普通の女”を演じている姿が、何もかも知っている健さんには愉快だった。交際は半年ほど続いたが、終わりはあっけなく訪れる。

◆突然の結婚報告で……

「お互い仕事が忙しくなって、しばらく連絡が取れない期間が続きました。そしたらある日、『子供ができて結婚することになった』って電話がきたんです。え? どういうこと? って感じですよね。ただ、彼女はもともと男遊びが激しい子だったし、僕と付き合ってからも遊んでいそうな雰囲気はあったので……。他にも相手がいたんだろうなと、すんなり納得しました。だから『あ、そうなの? おめでとう』と言って終わりです」

 彼女は結婚を機にセクシー女優を引退。驚くことに、10年以上経った今でも健さんと彼女は友人同士だという。

「たまに飲むんですけど、今でも『セクシー女優だったとバレていない』と思っているみたいです(笑)。終わり方はぶっ飛んでいたけど、彼女との交際はいい思い出ですよ。楽しかったし。けど、旦那と僕で交際期間が被っているので……子供は誰の子なんでしょうねぇ」

<取材・文/倉本菜生>

【倉本菜生】

福岡県出身。フリーライター。龍谷大学大学院修了。キャバ嬢・ホステスとして11年勤務。コスプレやポールダンスなど、サブカル・アングラ文化にも精通。X(旧Twitter):@0ElectricSheep0、Instagram:@0ElectricSheep0