【医師監修】セルライトができる原因とは?減らす方法を解説【医師監修】

セルライトには種類がある

セルライトには大きく分けて4つのタイプがあります。それぞれを解説していきましょう。

種類1:脂肪型セルライト

「脂肪型セルライト」は、肥満によって溜まった脂肪が老廃物と結びついてできるタイプのものです。下腹部からお尻にかけてよく見られます。10代でも50代でも、どの年齢層の人でもできるセルライトです。

種類2:むくみ型セルライト

冷えやむくみによってできるのが「むくみ型セルライト」です。これは、脂肪細胞が余分な水分や老廃物を溜め込み、血流が悪くなることが原因でできます。主に太ももやふくらはぎに見られ、脂肪型のセルライトよりもボコボコした状態が目立つのが特徴です。

種類3:線維化型セルライト

「線維化型セルライト」は、脂肪細胞の周辺にコラーゲン線維が絡みつくことによってできます。この線維化型は、セルライトを長い期間放置した状態です。特徴としては、デコボコがはっきり現れ、つまむと痛みを生じます。

種類4:筋肉質型セルライト

セルライトの種類の中でも珍しいタイプがこの「筋肉質型セルライト」。運動などで筋肉量が多かった人が、運動をやめたことで筋肉量が落ち、脂肪が蓄積されてできるセルライトです。他のセルライトに比べ、最も落としにくいといわれています。

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セルライトができる原因とは

セルライトができる原因には、どんなことがあるのでしょうか。原因がわかれば、解消法が見えてきます。

原因1:加齢

セルライトの原因の一つは加齢です。年齢を重ねると、基礎代謝量が低下し、筋力が衰えます。そのため、皮膚がたるんで血管やリンパが圧迫されることでセルライトができてしまうのです。

原因2:血行不良

むくみやすい人や冷え性の人は、セルライトができやすいといえます。むくみや冷えの原因は、血行不良にあります。血行不良を起こすと、体が脂肪を溜め込みやすくなるため、セルライトを増やしたり、悪化させたりする可能性があります。

原因3:自律神経の乱れ

寝不足や不規則な生活、ストレスなどで自律神経が乱れると、セルライトができてしまうことも。自律神経の乱れは、交感神経を優位して体を緊張させます。すると、血管が収縮して体が冷え、血流が悪くなったり、代謝の低下を招き、セルライトができやすい体になるのです。

原因4:運動不足

運動不足で筋肉量が減少すると、セルライトができる原因になり得るでしょう。筋肉量が減ると、代謝機能やリンパの流れが低下します。その結果、セルライトを引き起こしてしまうことも考えられます。

原因5:遺伝

まだ明確にはわかっていないようですが、セルライトの原因には遺伝が関わっているのではないか、とも考えられているそうです。