定番の組み合わせ「トマトスープ&グリルチーズサンド」
アメリカでは定番の「トマトスープ」。キャンベルのトマトスープ缶はアンディ・ウォーホルの最もアイコニックなモチーフの一つ。キャンベルだけではなく、その他のメーカーからも缶詰などが発売されており、アメリカ人に愛される定番スープです。
このトマトスープにグリルドチーズというサンドイッチを合わせるのが、何故か「おきまり」のコンビネーション。ツベコベ言わずに食べてみれば納得! チーズのコクと濃厚なトマトに香る酸味がベストマッチ。カリカリに焼けたチーズサンドを熱々のスープにディップすれば、オーマイガッ︎ お口の中に広がるパラダイスなのです。
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グリルドチーズサンドは日本のおにぎりなのだ!
これはジャパニーズ、グリルドおにぎり。
アメリカの定番サンドイッチ「グリルチーズサンド」、日本で言えば「おにぎり」のように手軽に作るもの。少し前の映画ですが、『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』のなかで主人公のシェフ、ジョン・ファヴロー演じるカール・キャスパーが、息子のためにササッとグリルドチーズサンドを作るシーンが印象的。
映画の中で調理指導をしたのがロイ・チョイ氏。Netflixで公開されている、ロイ・チョイとジョン・ファヴローのお料理番組『ザ・シェフ・ショー』はとにかく美味しそう!
シンプルなパンに、数種のチーズをのせ、焼け具合を見ながら手際よく作っていく様子に心と胃袋が躍っちゃう。山盛りのチーズがとろけて、鉄板の上をひっくり返したサンドイッチが滑り、最後に包丁を入れた瞬間の「ザクッ!」っていう音。息子と何気ない会話をしながら、かぶりついたサンドイッチから、ビヨヨーン! と伸びるチーズのシズル感。その全てに日常の美しさを感じるシーンです。まだ見てない方はぜひ見て!
私たちがおにぎりの塩や具を、わざわざ量って作らないように、アメリカ人からしたらグリルチーズサンドの「レシピ」なんてナンセンスなのかもしれません。冷蔵庫と相談して適当にお好みの分量でお試しください。