韓国プロ野球(KBO)リーグのNCダイノスに所属する元広島カープのマット・デビッドソン内野手(33)が、本塁打王のタイトルを獲得することが決定的となった。
KBOリーグのレギュラーシーズンは、10月1日のロッテ・ジャイアンツ対NCダイノス戦で全ての日程が終了する。
広島時代は打率.210、19本塁打
デビッドソンは1試合を残して46本塁打を記録し、本塁打王争いで独走している。
38本塁打で2位につけるキム・ドヨン内野手(KIAタイガース、20)以下、本塁打王争いのトップ10に入る全選手がシーズンを終えており、デビッドソンの本塁打王タイトル獲得は、ほぼ確実となった。
デビッドソンは大リーグのオークランド・アスレチックスから22年オフに広島に移籍。来日1年目の23年シーズンは、112試合に出場してチームトップとなる19本塁打を放つも、打率は.210と低迷し、オフに退団した。
24年シーズンからKBOリーグでプレーし、韓国1年目の今シーズンにブレイク。9月30日時点で、130試合に出場し打率.303、46本塁打、119打点の数字を残している。119打点はリーグ2位だ。
デビッドソンは大リーグ、シカゴ・ホワイトソックス時代の17年に26本塁打、18年には20本塁打を記録。当時から長打力には定評があり、日本では実力を発揮できなかったが、KBOリーグで本塁打を量産している。
出塁率と長打率を合わせたOPSは、広島時代は0.698だったが、KBOリーグでは0.998と高い数字を維持している。
KBOリーグで初タイトル目前のデビッドソン。地元メディアによると、KBOリーグでシーズン40本塁打を記録したのは、20年のメル・ロハス・ジュニア(KTウィズ)以来4年ぶりだという。