シューズクロークはあえて1枚扉!暮らしを見据えた玄関
玄関は、自分たち家族だけでなくお客さんも必ず利用する空間であるため快適な場所にしたいですよね。玄関に何を置くか、どんなお客さんが来るのかという、家が建った後の「暮らし」に目を向けて家づくりをすることで快適な空間を実現できます。
玄関に手すりを設置
施主の方の両親が近い場所に住んでいるため玄関には手すりを設置。このように「両親の実家が近くなるため頻繁に遊びに来てくれるだろう」など、家が完成した後の見通しも立てて家づくりを進めるのがおすすめ。自分たち家族が暮らしやすいだけでなく、周りの人も喜んでくれるような住宅に仕上がります。
シューズクロークは1枚扉に
靴やアウトドア用品などを収納できるシューズクローク。このシューズクロークのポイントは、奥行き2mと広めに設計されているのに対し、扉は引き戸1枚になっていること。通常であれば扉を2枚設置しますが、あえて1枚扉にして壁の面積を増やし、玄関にものを置けるようにつくられています。施主の方は玄関に金魚の水槽を置く予定とのことで、壁にはコンセントも。どんな玄関にしたいかという明確なイメージがあってこそできる設計となっています。
車椅子も楽に入れる広々トイレ
トイレを広めにつくっている点もポイント。将来的に両親が車椅子での生活となった場合や、手すりを付け足したいときも対応できるよう設計されています。
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脱衣所で室内干しが完結!広々脱衣室のヒミツ
家づくりで見落としがちなのが、水回りスペースの洗濯動線。洗濯機から物干しスペースまでの距離が遠かったり、乾かした後はたたむスペースがなかったりするなど、暮らしてから気づくことも多いですよね。
水回りの動線を意識してつくることで、より暮らしやすい住宅に仕上がります。水回りスペースのつくり方をご紹介します。
脱衣所は洗面台スペースと物干しスペースの2つに区切る
広々とした脱衣所は空間を2つに区切っている点がポイント。脱衣室に入って正面のスペースには造作の洗面台や洗濯機を置き、洗面台・脱衣スペースにしています。
脱衣室の奥に物干しスペースを
脱衣室の奥には物干しスペースを設置。天井からは「ホスクリーン」と呼ばれる昇降式の物干しざおを吊るしています。
注目すべきはホスクリーンの位置。中央より少し浴室側に寄せることで、壁側には棚やタオルなどの物干し台を置けるようにしています。部屋の大きさや間取りを意識するだけでなく、スペースの使い方にもひと工夫加えることで、より使い勝手のよい空間になります。
浴室乾燥も設置
浴室には浴室乾燥・暖房も設置しているため、浴室の扉を開けて脱衣室全体を乾燥部屋にすることも。梅雨時など普段よりもじめじめする季節にも対応できます。