太陽光発電を住宅に導入するには?メリット・デメリットをチェックしよう

太陽光発電のよくある質問

ここでは太陽光発電のよくある質問についてお答えしていきます。太陽光発電を住宅に導入しようか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

住宅ローンに組み込めるか

新築もしくは購入時であれば住宅ローンに組み込むことが可能であり、住宅ローン控除の対象にもなります。住宅ローンに組み込めない場合は太陽光発電に特化したソーラーローンというものもあります。ただし、ソーラーローンは住宅ローン控除の対象外です。よって、住宅ローン控除が利用できるのであれば住宅ローンに組み込んだほうがおトクです。

では、住宅ローン控除ができない場合はどうでしょう。住宅ローンとソーラーローンのどちらがおトクなのかは金融機関が設定する金利によって変わってくるため、それぞれの仕組みを理解して見積もりを取ることが大切です。

 

設置するなら住宅購入時?後づけ?

太陽光発電を住宅に導入する際、住宅購入時に設置するか後付けするか、どちらがよいのでしょうか。実はそれぞれにメリットがあるため、見極めながら太陽光発電設置を検討することが大切です。

・住宅購入時に設置するメリット
住宅ローンに組み込むことができ、住宅ローン控除の対象にもなります。また、太陽光発電に合った屋根を作ることができるため、発電効率もアップするのです。
・後づけするメリット
新築住宅の場合は、屋根一体型の太陽光パネルを選ぶと固定資産税がかかります。一方、太陽光パネルを後付けする場合は、住宅の屋根に架台を設置して太陽光パネルを取り付けるため、屋根とは別のものとして扱われます。よって、固定資産税の課税対象外になるのです。

なお、新築住宅の際も住宅用の太陽光パネルで屋根一体型でなければ、後付け時と同様に固定資産税はかかりません。

 

太陽光発電で得た売電収入は確定申告が必要?

太陽光発電で得た売電収入の確定申告は基本的に不要ですが、売電収入額や個人の収入額によって必要な場合もあります。

確定申告が必要なケース
・売電収入額による所得が20万円を超える場合
・売電収入の他に収入源(事業所得や投資による利益)があり、合算後の所得が20万円を超える場合
・給与年収が2,000万円以上の場合

上記のケースに当てはまる方は確定申告が必要です。忘れずに行いましょう。

 

蓄電池ってなに?

太陽光発電における蓄電池とは、「家庭用蓄電池」のこと。太陽光発電で作られた電気を家庭用蓄電池に蓄えると、日中だけでなく夜間でも使えるようになります。

電気の買取期間が終わると、家庭用蓄電池を使用した「電気の自給自足」が主流となっていきます。

・家庭用蓄電池のメリット
災害時に住宅で電気が使えるようになる
太陽光発電との相性が料金面でも環境面でも抜群
・蓄電池のデメリット
蓄電池の購入価格は150万円ほど
寿命は10年ほどしかない

家庭用蓄電池は環境面では有意義なものですが、コストパフォーマンスで見れば決しておトクとは言いがたいもの。家庭用蓄電池を導入する際はメリット・デメリットを把握し、検討しましょう。

 

住宅の屋根への負荷は大丈夫?

結論からいうと、太陽光発電パネルを設置することで、住宅の屋根に何か負担がかかることはありません。

太陽光パネルの重さは約15kg。設置枚数は20枚ほどになることが多く、総重量としては約300kgになります。「300kgも屋根に乗せて大丈夫?」と感じるかもしれませんが、一点に300kgの負荷がかかるわけではありません。

どうしても屋根への負荷が気になるなら、各メーカーの商品の重さを比較して少しでも軽いものを選びましょう。

 

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太陽光発電について詳しく知りたいならお近くの住宅メーカーに相談を!

この記事では太陽光発電を住宅に導入するメリットやデメリット、よくある質問について解説しました。

節電や売電で家計にやさしい太陽光発電ですがデメリットもあり、残念ながら現時点ではすべての方におすすめできるものではありません。しかし、条件が合えばとてもおトクなので、住宅購入時に検討してみてはいかがでしょうか?