注文住宅の外壁にはどんな種類がある?特徴は?プロが徹底解説!

外壁材を選ぶ際に注意したいこと

住宅の外壁材を選ぶ際は、どのような点に注意すべきなのでしょうか。プロならではの目線からお話しいただきました。

 

濃い色、薄い色どちらにもメリット・デメリットがある

ー外壁材はバリエーションが豊富で、どのような色を選ぶべきかわかりません。外壁材の色を選ぶ際に押さえておきたいことはありますか?

汚れが目立たないのは黒などの濃い色ですが、色の濃いものは基本的に赤外線に弱く、劣化が早いといわれています。黒い外壁材は夏場に熱を吸収するため、室内が暑くなってしまうケースもあります。

白など薄い色の外壁材であれば濃い色のものより劣化スピードは遅いものの、汚れは目立ちやすいでしょう。

 

雨漏り防止を優先するなら窯業系サイディングがおすすめ

ー外壁材を選ぶ際、注意したいことはありますか?

外壁は印象を決めるだけでなく、家を外的要因から守るという機能もあります。家のトラブルでありがちな雨漏りは、窯業系サイディングにすることでかなり軽減されるといわれています。

「家を長持ちさせたい」「定期的にメンテナンスを行ってデザイン性を優先したい」など、家に求める要望は人それぞれですよね。各外壁材の違いや特徴を押さえながら、希望に合う外壁材を選ぶのがよいでしょう。

 

サイディングは厚みのあるものを

ーサイディングはどのようなものを選ぶとよいのでしょうか?

サイディングは厚みのある、堀が深いものを選ぶのがおすすめです。厚みがある分加工しやすくなり、重厚感のあるサイディングに仕上がります。

 

サイディングは金具で引っ掛けるものに

ーそのほか外壁材施工の際に気を付けたいことはありますか?

外壁材は釘を打つことで設置するのではなく、金具で引っ掛けるように設置する施工方法を行ってもらうようにしましょう。釘打ちの場合は年月が経つと釘が浮いてしまい、金具での施工より劣化が早まることもあります。

 

シーリング材も長持ちするものに

ー施工方法にも注意する必要があるのですね!

そうですね。外壁材のみを重視する方も多いのですが、シーリング材も長持ちするものを使うことが大切です。

ーシーリング材とは何ですか?

シーリング材とは、気密性や防水性を保つために外壁材と外壁材の隙間を埋める材料のことです。シーリングはゴムでできており、ランクの低いものを選ぶと外壁材よりも先に劣化してしまうことも考えられます。

外壁材だけでなくシーリング材にもこだわり、長持ちするものを選ぶとよいでしょう。

 

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まとめ

今回は、外壁工法の違いや特徴、外壁を選ぶうえで知っておいたほうがよいことをプロにお聞きしました!外壁はただ家の印象を決めるだけでなく、家を天候などの外的要因から守る働きも担っています。

デザイン性だけでなくメンテナンスのしやすさや耐久度なども意識しながら、納得のいく家づくりをしていきましょう!