ハードタイプのコンタクトレンズや眼鏡を、かれこれ30年ほど使用している40代の私。仕事や育児に追われているうちに、気が付いたら眼科を受診しないまま10年以上が経過していました。このままではさすがによくないだろうと思い、眼科へ足を運んだときの話です。
緊急性がなく眼科受診を怠っていた私
私のコンタクトレンズ装着時間は1日平均13〜14時間と、かなり長時間です。小学校4年生ごろに、学校の健康診断で視力低下がわかり、それ以降、眼鏡生活をしていました。バレエを習っていたこともあり、当時からコンタクトレンズを併用。目に合うソフトレンズがなく、使用していたのはハードタイプです。使い始めてからは、視力検査やコンタクトレンズの作り直しなどで定期的に眼科を受診していました。
ところが30代になって地元を離れた後、視力低下が落ち着き、コンタクトレンズを作り直す必要がなくなります。緊急性を要することがなかったため、新しい眼科を探すことが後回しになっていました。もともと使っていたコンタクトレンズは、私の目のカーブなどに合わせて加工して作ったもの。新しく作るとなると時間やお金がかかるため、使える限り同じものを使用していたのです。
「次に通うところでも自分に合うコンタクトレンズを作ってもらえるのかなぁ」という不安な気持ちもあり、新しい眼科へ行けないでいたのです。
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充血や老眼の症状が気になり始め眼科受診を決意
そんなある日、40歳になったころから目の充血が気になったり夜間の運転時に車のライトや街灯がまぶしく感じたりするように。まぶしさを感じるのはコンタクトレンズを着用しているときだけで、外せばそのような症状はなかったので、夜に運転するときにはコンタクトレンズを外して眼鏡をかけるようになりました。
さらに、コンタクトレンズや眼鏡をつけたまま近くのものを見ると、見えづらくもなってきたのです。「もしかしてこれが老眼? やっぱり眼科に行かないとダメかなぁ」と私は思い始めました。ちょうどそのころ、娘が学校の健診で視力低下を指摘されて、眼科へ行くことになったので「ここで行かなかったらまた機会を逃してしまう」と、思い切って私も受診することに。
10年以上眼科受診していなかったので、内心怒られたりしないか、何か病気があったらどうしようとドキドキしていましたが、眼科の先生は、怒ることはなく終始穏やかな態度です。視力検査のほか、機械で目の写真を撮ってもらったり光を見たりする、角膜内皮細胞検査や角膜形状解析検査を実施。さらに、コンタクトレンズの汚れのチェックもしてもらいました