58歳女性【不倫10年目】彼の関心が薄くなったと感じる……でも関係を続けたい

執着を手放し、本当に大切にしてくれる相手を探してみる

shimi / PIXTA(ピクスタ)

58歳。その年齢でマッチングアプリや 結婚相談所 、出会いパーティーでパートナーを探している人はいっぱいいます。彼に執着しすぎていると本当にあなたを大切にしてくれるパートナーとの出会いを逃してしまうことにもなりかねません。

この10年のあなたの賢いしのぶ愛が彼にとって必要で幸せだったと思えば、定年退職後に自分の家族へ役目を果たしてジョリーさんに戻ってくる可能性は十分あります。

このまま黙って待っていたら、彼が 結局大事にしていたのは家庭であり、あなたとは体の関係だったと考えざるを得ない結果となるでしょう。

彼の心が最後は家庭に戻って、老後の面倒を見てもらうのは家族という考えであれば、あなたがどんなに待っていてもこれからの人生が無駄になってしまいます。

“いいえ、 それでもいいの、私は待っていたいの”であれば止めはしません、ですがご相談に来るということは心の中で終わりが近づいている気がしているのではありませんか?

あなたが執着して彼にしがみついていればいるほど幸せは やってきません。勇気を奮い起こしてあなたの方からいったん手放してみて様子をみる。あなたを必要と思えば離婚を覚悟して戻ってくるであろうし、戻ってこなければ次の幸せに没頭できると思います。

半年とか1年と期限を決めて執着を捨て、次の出会いにがんばってみてはいかがでしょうか。

この決めた期間は、いったん彼への気持ちを封印して、次の人生に行く練習をおすすめします。その間に彼が戻ってきたら、 はっきりと“このままの人生では嫌、私を取るのか家族を取るのかはっきりしてほしい”と意思を伝えてもいいのではないでしょうか。

彼がどちらを選んでもジョリーさんは大変な道を歩むことになると思います。それもあなたの今までの10年の結果ですから受け止めてください。

覚悟と挑戦が、次の幸せをもたらします。自分を心から大切にしてくれる人に出会うために、新たな挑戦に時間を使ってください。
 

回答者プロフィール:岡野あつこさん

おかの・あつこ 夫婦問題研究家、公認心理師。離婚診断士(R)。NPO日本家族問題相談連盟理事長。
自らの離婚経験を生かし、夫婦の問題に悩み苦しむ人を一人でも多く救いたいという思いから、離婚カウンセリングという前人未踏の分野を確立。30年間で3万5000件以上の相談を受け、その成功事例ノウハウを数多く持つ。近著に『夫婦がベストパートナーに変わる77の魔法』(サンマーク出版)がある。

・離婚相談救急隊運営
・YouTube「岡野あつこチャンネル」