消費者金融の選び方と比較するポイント
消費者金融の選び方と比較するポイントは次の5つです。
消費者金融の選び方と比較するポイント
低金利かつ返済が可能な金額か
無利息期間の長さ
いつまでに借りたいか
いくら借りたいか
自分の借入目的に合っているか
消費者金融によって、金利や無利息期間の長さ、融資スピードは異なります。上記のポイントを無視して消費者金融を安易に選んでしまうと、返済が困難になったり、必要なタイミングでお金を用意できなかったりするため、比較検討したうえで自分に合ったものを選ぶことが重要です。
低金利かつ返済が可能な金額か
カードローンの返済が滞ると、遅延損害金が発生し、さらには信用情報機関に事故情報として記録される可能性があります。そのような事態を避けるためにも、低金利で返済可能な金額を借り入れることが大切です。
たとえば、アイフルとプロミスで10万円を借りた場合の月々の返済金額を比べてみましょう。以下は、借入金額10万円、返済回数24回の場合の月々の返済金額を計算したもので、アイフルは年18.0%、プロミスは年17.8%の金利で算出しています。
同じ金額を同じ返済回数で借り入れた場合でも、利用するカードローンによって総支払額は異なります。上記の例では、アイフルの総支払額は119,717円、プロミスの総支払額は119,578円となります。この2つの金額を比較すると、大差ないように感じるかもしれません。しかし、比較するカードローンの金利差が大きい場合や、借入金額が高額になると、支払総額に大きな開きが生じます。
なお、低金利という点で、もっともおすすめの消費者金融カードローンは、JCB CARD LOAN FAITHです。多くの消費者金融で上限金利が年18.0%に設定されているのに対し、JCB CARD LOAN FAITHの金利は年1.30%~年12.50%とかなり低めに設定されています。
無利息期間の長さ
無利息期間とは、借入後の一定期間、金利が0%になるサービスのことです。この期間が長いほど、返済負担を軽減できるため、無利息期間の長さはカードローン選びの重要な基準のひとつとなっています。
たとえば、レイクとプロミスで30万円を借りた場合の総返済額を比較してみましょう。以下は、借入金額30万円、返済回数31回、月々の返済額12,000円で計算したもので、レイクは年18.0%、プロミスは年17.8%の金利で算出しています。
レイクには60日間の無利息期間が適用され、プロミスには30日間の無利息サービスが適用されています。レイクのほうが金利は高いものの、無利息期間が長いため、総返済額を抑えられているのです。
なお、無利息期間の長さという点でいうと、レイクの利用がおすすめです。30日、60日、180日と3種類の無利息期間が用意されており、契約金額や申込方法によって適用される無利息期間が異なります。
いつまでに借りたいか
消費者金融を選ぶ際、借入までのスピードも重要な要素です。たとえば、金利の低いサービスを選びたい場合でも、即日融資を希望するとなると選択肢が限られてしまうことがあります。そのため、いつまでにお金が必要なのかという時間軸を考慮することが大切です。
即日融資を希望しつつ、金利の低いサービスを利用したいという場合は、あらかじめ低金利のカードローンに申し込んでおくことをおすすめします。事前に借入枠を設定しておけば、いつでもすぐに融資を受けられるため、緊急でお金が必要になった際にも低金利で借りられます。
なお、即日融資という点では、申し込みから最短15分で融資を受けられるSMBCモビットの利用がおすすめです。
以下の記事では、急ぎで借入したい場合におすすめのカードローン22社をまとめています。できるだけ早くお金を用意したいという方は、ぜひ参考にしてみてください。
関連記事:即日融資が可能なカードローン22社を徹底比較!審査なしでも借入は可能?
いくら借りたいか
借入する金額も、消費者金融を選ぶ際の重要なポイントです。「使い過ぎを防ぐために少額を借りたい」場合や、「大きな買い物をするために高額を借りたい」場合には、提供されているサービスの最低借入額や融資限度額を確認して選ぶ必要があります。
多くの消費者金融では1万円単位で借入できますが、なかには1,000円単位で借入が可能なサービスもあります。たとえば、プロミスは1,000円単位で借入可能で、少額の借入に非常に便利です。また、融資限度額は最大800万円と比較的高額なため、高額借入を検討している人にも向いています。
自分の借入目的に合っているか
消費者金融を選ぶ際は、金利や融資スピードだけでなく、自分の借入目的に合った条件を考慮することも重要です。たとえば、職場の人に利用をバレたくない場合は、在籍確認が電話ではなく、書類提出で行われるカードローンを選びましょう。どれも同じようなものだと適当に選んでしまうと、職場に在籍確認の電話がかかってきて、周囲の人に借金をしようとしていることがバレてしまうかもしれません。
職場の人にバレたくない場合は、アコムの利用がおすすめです。アコムは原則として書類提出による在籍確認方法を採用しているため、電話で周囲にバレる心配がありません。また、カードレスで利用できるので、財布にしまっている中にカードを見られてバレることもないのです。
以下の記事では、在籍確認のないカードローン15社を紹介しています。周りにバレたくないという人は、ぜひ併せてご覧ください。
関連記事:在籍確認なしカードローン15社!電話連絡なしでバレずに借り入れする方法
監修者からひとこと
塚越 一央
ファイナンシャルプランナー/塚越FP社労士事務所代表
消費者金融の審査では、在籍確認が実施されます。電話による在籍確認は、職場へかかってくるので、職場の人にカードローンの利用を知られるリスクがあります。知られたくない人は、在籍確認を書類提出でできる消費者金融を選択してください。WEB完結で申し込むと、郵送物なしにできるので、家族に知られることもありません。
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大手消費者金融と中小の消費者金融の違い
大手消費者金融と中小の主な違いは、以下の通りです。
大手消費者金融と中小の違い
大手はスコアリングシステムを採用しているが、中小は個別のヒアリングを重視している
大手は即日融資に対応していることが多いが、中小は融資までに時間のかかることが多い
中小では、地域に密着したサービスや小口に特化した商品など、独自のサービスを提供していることが多い
大手消費者金融はサービスが充実しており、実績も豊富であることから、基本的には大手消費者金融を利用することがおすすめです。しかし、信用情報に自信のない人や、大手消費者金融の審査に落ちた人は、中小の消費者金融を検討するとよいでしょう。
中小消費者金融の最大の強みは、独自の審査基準を採用していることです。信用情報よりも現在の返済能力を評価する傾向にあることから、大手で断られた方でも審査に通過する可能性があります。ただし、審査に時間がかかりやすく、お急ぎの場合には適していません。