食楽web
以前、カルディオリジナルの調味料「青いにんにく辣油」を食楽webで紹介しました。これは、スライスしたニンニク、ごま、わさび菜などを組み合わせ、青唐辛子ラー油で漬けた瓶詰めの調味料です。これがとてつもなく便利。
カルディの「青いにんにく辣油」468円
そのまま食べてもいいし、ごはんに載せたり、マヨネーズと混ぜて野菜スティックのソースにしても最高。はたまた肉料理、パスタ、魚の味付けにも使えたりと、まさに万能調味料なのです。とにかく、スライスニンニクがシャキシャキしていてピリリと刺激的でめちゃくちゃ美味しい! もはや筆者の家では、常に切らすことがない定番アイテムとなっています。
あったかいご飯に「青いにんにく辣油」をそのままのせて食べても美味しい!
そんな「青いにんにく辣油」に、なんと“妹分”が登場していました。それが「鮭にんにく辣油」(537円)という商品です。すでにカルディでは大ヒットしていて、「おひとりさま1点まで」とPOPに表示して販売しているほど。
「鮭にんにく辣油」は、“おひとりさま1点まで”の人気商品。
“兄”(「青いにんにく辣油」)が優秀ということは、妹も優秀に違いありません。まるで、柔道の“阿部兄妹”のように。というわけで「鮭にんにく辣油」がどのくらい優秀なのか、試してみることに。まずは炊きたてのご飯にのせてみると……
ご飯に載せてみたら、やばい…美味しすぎる!
もう、ヤバいです。ひと口で「やめて! 太る!」と確信。それほど美味しく、おかわりが止まらなくなりました。気づけば、2合炊いたごはんがあっという間になくなってしまったほど。なんなら「これは『青いにんにく辣油』を超えてる!」とすら思いました。
では、この「鮭にんにく辣油」はなぜこんなに美味しいのか。そのあたりをより踏み込んで考察していきたいと思います。
兄を超えた!? 妹「鮭にんにく辣油」がすごい理由
この「鮭にんにく辣油」、カルディの公式HPを見ると、“ほぐした鮭ににんにくを混ぜこみ、少し辛い味付けにした、食べるラー油風の鮭フレーク”と書いてあります。
瓶のふたを開けるとこんな感じ
フタを開けるとラー油が浮かんでいます。まずは下に沈んでいる鮭とよく混ぜ、すくって食べてみます。まず鮭の味がかなり濃厚。食感はねっとり。唐辛子、豆板醤、ニンニクの三層の辛味がしっかり響いてきます。そしてときどきゴマのプチプチ食感も。
前述したようにご飯にのせると最高に美味しい。「青いにんにく辣油」も美味しかったのですが、それよりはるかにウマい……。なぜなのか?
カルディの「青いにんにく辣油」は漬物のような存在
思うに、「青いにんにく辣油」はニンニクをそのままスライスして、ラー油に漬け込んだ斬新な調味料です。中に入っているニンニクはシャキシャキした漬物でのようでもあり、酸味のあるピクルスのようでもある。つまり、食の脇役と言えます。カレーライスで言えば、らっきょうや福神漬けのような存在です。
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一方、「鮭にんにく辣油」は、中に“鮭”というおかず(たんぱく質)が入っているので、調味料にとどまっていないのです。一般的なカレーで言えば、カレーの中の主役である牛肉やチキンということもできるでしょう。
だから満足感があり、実は栄養価も高い。そのおかげで、ご飯以外の、例えばスパゲティに合わせただけで、本格的なイタリアンの一品になってしまうんです。
パスタと「鮭にんにく辣油」を和えるだけで、高級感あるイタリアンに!
この「鮭にんにく辣油」の優秀なポイントは、塩味が強すぎないこと。つまり調理の際にしょっぱくなりすぎない。例えばスパゲティを作るときに、お好みで塩、醤油などを加えるとグンとと旨みが増します。
また、クリームチーズや生クリームなどの乳製品との相性もよく、「鮭にんにく辣油」にこれらを適度に加えて練ったら、野菜スティックのディップソースや、カナッペにのせる具材にも! これ、本当に優秀です。
最強の使い方は兄妹の二刀流!?
ごはんに「鮭にんにく辣油」と「青いにんにく辣油」を両方載せて
最後に、筆者が最強の食べ方として提案したいのが、「鮭にんにく辣油」と「青いにんにく辣油」のダブル使い。
ごはんに「鮭にんにく辣油」をのせて、その上に「青いにんにく辣油」をさらにオン。こうして食べると、もう完璧です。鮭の旨辛さ、青いにんにくの辛酸っぱさ。ねっとりした鮭とシャキシャキしたにんにくスライスという異なる食感。もう、何もいりません。おかずも漬物もこの2つの瓶で済むわけです。
というわけで、この「鮭にんにく辣油」と「青いにんにく辣油」、ぜひ両方、ストックしておくことをオススメします。
(撮影・文◎土原亜子)