フルタイムの仕事と育児に忙しく過ごしていた私は、気付けば40代後半に。ある日突然、今までにない不調が訪れました。階段を上ると息切れがし、体が異常に重く感じられ、ひどい冷えに悩まされるようになったのです。

眠れない夜が続き…

最初は年のせいだと軽く考えていましたが、症状は徐々に悪化していきました。横になると激しい眠気に襲われる一方で、夜は目がさえて眠れません。そして、理由もなく不安に襲われるようになりました。

インターネットで調べてみると、私の症状は更年期障害に当てはまるようでした。少しでもラクになりたいと思い、勇気を出して産婦人科を受診しました。

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別の症状に悩まされる

医師は私の症状を聞いた後、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)という漢方薬を処方してくれました。一時的に効果を感じましたが、新たな症状が現れ始めました。朝は全身の筋肉痛に悩まされ、物忘れが激しくなり、ささいなことで落ち込むようになりました。

症状の変化に合わせて、漢方薬は加味逍遙散(かみしょうようさん)に変更されました。夜眠れるようになりましたが、仕事のミスが増え、車の運転も困難になりました。自分が情けなくなり、毎晩涙が止まらない日々が続きました。