体外受精のみでの妊活を決意!
それからもしばらく悩みましたが、私の中では体外受精で妊活をしようという気持ちが固まりつつありました。年齢的にも、今から自然妊娠に臨む期間を設けるより、妊娠できる可能性が高い体外受精に望みを賭けたいと思ったのです。
さらに、不妊治療が保険適用になったことも体外受精での妊活を後押しする要因になりました。金銭的負担も以前ほどではないことが予想されたたことも決断に至った大きなポイントです。
そして意を決し、夫に相談。「そう考えたのなら、俺もそのほうがいいと思う」と、あっさり了承を得ることができました。レスという状況は「夫婦にとって好ましくないのでは……」と悩む時期もありましたが、夫の反応を見てホッとしたことを今でも覚えています。
実際、わが家はレスということ以外は、何も問題がありません。むしろ、したくないことを強要するほうが夫婦仲に亀裂が生じてしまうのではないか、とも思います。第1子のときは「自然妊娠できなかった……」とどこか自分を責めてしまうところもありましたが、今は「体外受精をしていてよかったな」と思えるようになりました。
第1子のときの採卵でたくさん卵子が取れたため、受精卵は残り5つあります。この受精卵を使いきるまでに妊娠しなければ、第2子は諦めようかとも思っています。どのような結果になるかわかりませんが、これから私たち夫婦ならではの方法で第2子の妊活を頑張っていきたいです。
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まとめ
第1子を妊活していたときには思いませんでしたが、夫はそもそも夫婦生活に積極的なタイプではなかったのかもしれません。一般的には「レス=夫婦仲が悪い」というイメージが強いと思いますが、今回自分が当事者になってみて、必ずしも夫婦仲とレスは結びつくものではないんだなと実感しました。
妊娠するためには夫婦生活を持たなければならないことに間違いはありません。しかし、行為自体を苦痛に感じている人もいるのではないかと思います。私たちのように、初めから体外受精をするという決断は、夫婦仲を保つ方法の1つでもあるんだなと実感した出来事になりました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
イラスト/sawawa
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
著者/ささき なみ
30代主婦。体力の衰えを感じ、年齢に抗う何かを始めようと摸索中。趣味はキャンプ。自然の中で飲むお酒を楽しみに日々を頑張っている。健康や夫婦生活についてなど、アラフォー世代の気になる体験談を執筆中。