ある冬の日、パートから帰宅後、トイレで思わぬ出来事が起こりました。尿が出にくく、力を入れると赤い色の尿が勢いよく飛び出したのです。驚きと不安で冷や汗が滴り落ちる感覚は今でも鮮明に覚えています。

不安な夜を過ごした日

血尿が出たその夜は眠れませんでした。残尿感に悩まされ、何度もトイレに通うはめに。「重い病気かもしれない」という不安が頭をよぎり、朝を待ちわびました。夫が気持ちよさそうにいびきをかいているのを見て、余計にイライラし、眠れない夜が続きました。

翌朝、食事も喉を通らないまま泌尿器科へ向かいました。待合室で順番を待つ間、緊張で胸が高鳴りました。

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医師の診断は…

診察室に呼ばれると、若い男性医師が笑顔で迎えてくれました。「膀胱炎(ぼうこうえん:尿をためる臓器の膀胱で炎症が起きる病気)ですね。驚いたでしょう。でも大丈夫、すぐに良くなりますよ」とやさしく説明してくれた言葉に、ホッとした瞬間を覚えています。処方された薬を飲み始めると、驚くほど早く症状が改善し、2日目には仕事に復帰できるまでに回復しました。

膀胱炎はよく聞く病気で、周りの友人もかかっていると聞いていましたが、自分がなるとは思っていませんでした。忙しい仕事の中で、トイレに行く時間が惜しく、我慢することが多かったのが原因だったのかもしれません。