私たち夫婦は、私56歳、夫70歳で、結婚して25年になります。子どもはいません。私が38歳のときに子宮筋腫が見つかり、それを機に健康上の課題が次々と現れ、性生活から遠ざかっていきました。さらに46歳で子宮摘出手術を受け、その後、更年期障害や糖尿病も加わり、性生活が再開することはありませんでした。
田舎の周囲の人からの視線に戸惑うことも
夫の実家の田舎に移り住んでからは、子どもがいなかったこともあってか周囲の人々の好奇心に戸惑うこともありました。心療内科を受診した際、夫婦生活についてのあれこれ質問をされて、傷ついたこともあります。でも、そういった経験を通じて、私たちの関係の強さを再確認できたのかもしれません。
性生活がないことに寂しさを感じることもありますが、それ以上に、若いころに十分楽しんだという充実感があります。そして、今の精神的なつながりもいいものだと思っています。
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将来はお互いを気づかい合う別居生活に
将来は別居を考えていますが、それは決して愛情が薄れたからではありません。むしろ、お互いの個性を尊重し合いながら、新しい形の関係を模索したいという思いからです。定期的に連絡を取り合い、互いの生活を気づかい合う。そんな関係を築いていきたいと考えています。