本連載では「東カレ男子」にふさわしい逸品をご紹介。今回はいい大人の“顔の一部”として欠かせない1本だ。
高級アセテートの質感やエッジの効いたフォルムで、大人の目元にさりげない色気を
幼い頃、よく耳にしたテレビCMのキャッチフレーズ“メガネは顔の一部です”が、最近妙に心に響く。
理由は、若者の間で流行っているアバンギャルドなデザインのサングラスが似合わないことへの落胆か。はたまた、年輪が刻まれ味が出てきた、自らの顔に対する静かな自信の表れか。
その答えは、「ジャックデュラン」の太セルサングラスを掛けると自ずと見えてくる。
シンプルコーデをお洒落上級者へと一変させる、太セルならではのインパクトはそのままに、知的な印象を放つシェイプや、素材から細部のデザインにまで投影されたこだわりによって顔なじみも抜群。
これぞ、いい大人の“顔の一部”として欠かせない1本だ。
いまっぽさと上品さのさじ加減が絶妙な、フランス発の注目ブランド
「JACQUES DURAND」
日本人が手に取りやすいウェリントン型の「ピトケアン 338」。
イタリアのセルロースアセテートを使用し、フロントをフラットにすることで、エッジーなフォルムを強調している。独自のヘアライン加工も印象深い。
¥59,400〈ジャックデュラン/アイウェアメビウス TEL:03-5728-2018〉(レンズ¥3,300は別売り)
今月のコーデサンプル
小物は黒で締めつつ、ブルーの濃淡でさわやかに。
ゆったりめシャツのボタンを半分開ける&スラックスの丈は短めと、抜け感を演出するアレンジが随所に光る。
そんなサングラスを掛けたら……ビブグルマンシェフの絶妙な“抜け感”が光る渋谷の天ぷら酒場へ
『テンキ』
静かな住宅街で、連夜の賑わいを見せる『テンキ』。扉を開くと目に飛び込んでくるのは、洒落たビストロのような空間。
三軒茶屋『ビストロリゴレ』でビブグルマンにも輝いた、亀谷シェフによるフレンチ仕込みの天ぷらと、自然派ワインのマリアージュを堪能したい。