いろいろな花留め

口の広い花器などの場合、思った位置に花が留まらない場合があります。そんなときには、見えても素敵な花留めを使ってみませんか。

白いカラー「スノーストーム」と艶やかなアンスリウムの葉を束ねて、口が広い花器にあしらいました。花留めは100円ショップなどでも売っているカラーワイヤーを丸めたもの。

このカラーワイヤーは見た目より柔らかいので、都合に合わせて簡単に形が変えられます。

キャンドルと一緒に金色のトレイに載せれば、しっとりとした雰囲気が秋の夜長に似合う、ロマンティックな花あしらいの完成です。

「姫リンゴ」を花留めにしました。黒のカラー、カントールには赤い姫リンゴ、ピンクのカラー「ザズー」には青い姫リンゴを使いました。

こちらも生け方は簡単で、束にしたカラーを花瓶に入れてから、姫リンゴを入れていくだけです。水に浸った姫リンゴは傷みやすいので、2日程度を目安に取り出しましょう。

(広告の後にも続きます)

コンパクトに楽しむ

ピンクのカラー(ザズー)と、パーマをかけた髪の毛のような葉が特徴の「ゴアナグロウ」を試験管をつなげた花器にあしらいました。

カラーは色が違うだけで、全く別の花のようです。かわいらしいピンクのカラーには、繊細で個性的な植物を合わせるとスタイリッシュな雰囲気に仕上がります。

ゴアナグロウはとても茎が細いので、この枝だけを挿す場合はカラーを短くした際に残った茎を一緒に入れると、ぐるぐる枝が回ることを防げます。

小さな器をトレイに集めました。5つの器をトレイに載せていますが、均等に花を入れてしまうとボリュームが出すぎてしまうので、バランスを見ながら本数を調整しています。

丈の長い「アワ」は後ろに、主役ともいえる黄色のカラーは短めにして、ゴアナグロウと一緒に。手前には短くしたアワや、ゴアナグロウを1、2本さりげなくあしらって全体のバランスを取りました。

それぞれ全く違う雰囲気の植物や器ですが、色のトーンを揃えることで上手くまとまります。

こうしたテクニックを使うと、本数が少なくても見ごたえが出る上に、思いがけない組み合わせの発見が楽しめます。ぜひ、お手持ちの器を使ってお試しください。