『ブルゴーニュ コート・ドールへようこそ!』の出版を記念し、著者の奥山久美子さんを講師に迎えてのセミナーを開催した。セミナーでは憧れのブルゴーニュ・ワインも登場! ワインの魅力や生産者のエピソードなどを聞きながらワインを堪能した。

7月に開催されたブルゴーニュ・ワインセミナー。会場の「リーデル青山本店」にブルゴーニュ・ワインファンが集った。 
今回はブルゴーニュ・ワインのバイブル『ブルゴーニュ コート・ドールへようこそ!』をテキストに、著者であり、毎年ブルゴーニュを訪れ生産者を訪問している奥山久美子さんが、本書をより楽しむためのコツ、親しいドメーヌとの交流のエピソードなどを軽快に語った。
 『ブルゴーニュ コート・ドールへようこそ!』は、2011年初版の『ブルゴーニュ コート・ドールの26村』を全面リニューアルした書籍。宝石のようなワインが生まれるコート・ドール地域26村の解説、注目の生産者、詳細な畑地図、そして観光スポットなど実用的な最新情報が盛り込まれている。
 セミナーではブルゴーニュ・ワインの素晴らしさも体験してもらいたいと、銘醸ワインのインポーター「㈱ラック・コーポレーション」の協力を得て、3銘柄の試飲が実現した。
 

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試飲した銘醸ワイン

(ワイン左)
『ブルゴーニュ・ブラン・ル・クロ・デュ・シャトー 2020年』(生産者:ド・モンティーユ) 
 エレガントで古典的なワインで知られるドメーヌ。当主エティエンヌ・ド・モンティーユ氏は2016年、「ド・モンティーユ&北海道」プロジェクトを立ち上げ、函館でもワイン造りを始めた。ワインはふくよかな果実味とキレのある酸、ミネラル感が口いっぱいに広がり、長い余韻を残す。

(同中央)
『サヴィニー レ ボーヌ オー グラン リアール 2018年』(生産者:シモン・ビーズ) 
ドメーヌを仕切るのは、奥山さんの親友でもあるビーズ千砂さん。本書ではコラムを執筆し、現地の思いを伝えてくれた。南向きの畑「オー グラン リアール」の2018年はたっぷりとした果実味、背筋の通った酸味が素晴らしいヴィンテージ。村名AOCを超越した味わいだ。
 
(同右)
『ニュイ サン ジョルジュ レ モンロジエ 2022年』(生産者:フェヴレ)
ドメーヌとネゴシアン(ワイン商)の二つの顔を持つ生産者。コート・シャロネーズ地域にも畑を広げ、各地域のテロワールを表現している。畑「レ・モンロジエ」はエレガントな果実味とシルキーなタンニン、スパイシーさが特徴。これぞブルゴーニュ!と唸る1本だ。

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