ライフイベントごとに保険を見直すことが大切
万が一のときに備える保険は、住宅購入以外のタイミングでも見直すことが大切です。枡井さんがおすすめする、保険を見直すタイミングについてお聞きしました。
見直すべきタイミング①結婚・出産
ー保険を見直すタイミングはいつがよいのでしょうか?
結婚・子どもが生まれるタイミングで確認しましょう。子どもの学費や自分たちに万一のことがあった時に備えるため、独身時代の保険よりも手厚いものに加入し直す必要があるかもしれません。
見直すべきタイミング②子どもの独立
ーそのほか保険を見直すタイミングはありますか?
子どもが独立するタイミングで、年齢でいうと40~50代ごろになります。子どもが独立するタイミングで見直すべき保険は医療保険です。
子どもが巣立ってお金がかからなくなると、預貯金や老後の蓄えをある程度持っているケースが多いといわれています。金融資産を十分に持っていたり保険料があまりに高い場合は、保険が要らない場合もあるため医療保険は見直しておくとよいでしょう。
ーなるほど。余分な保険を外すのですね
そうですね。余分な保険を外すだけでなく、新たな保険についても考える必要があります。
40~50代になるとがんのり患率が上がるため、がん保険に新しく加入したり保険を見直すのがよいでしょう。
保険で重視すべきは費用対効果!
ー枡井さんが資金計画の相談を受ける上で気を付けられていることは何ですか?
一辺倒な回答はせず、お客さまの背景、ご家族の状況、ご主人に万一のことがあった場合に家に住み続けるのか実家に帰るのかなどを細かく確認しています。
保険を選ぶ際は費用対効果をいちばんに重視するため、各々の家族やライフスタイルに合った保険を選ぶようにアドバイスしています。
ー団体信用生命保険では、何もつけない方と特約をつける方どちらが多いのでしょうか?
特約付きの団体信用生命保険を選ぶ方が多い印象です。低金利の時代であるため金利の影響を受けにくいことや、ネット銀行が主流になってきたことが要因だと考えられます。
ーネット銀行が主流になることで、団体信用生命保険に加入しやすくなったのでしょうか?
そうですね。手軽に加入できるようになっただけでなく、ネット銀行では、ステージ1~2のがん(細胞に浸透していない上皮内がん)であっても保障されるものが増えています。そういった影響もあるため、団体信用生命保険に特約を付ける方がさらに増えているのでしょう。
自分のライフスタイルや年齢などを加味しながら団体信用生命保険を決めていくことが大切です。
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まとめ
今回は団体信用生命保険の特徴や選び方などをお聞きしました。お金のプロならではの目線から、団体信用生命保険について学べましたね。
住宅購入だけでなく、さまざまなライフイベントにおいて考えなければいけない保険。ライフイベントごとに見直しながら資金計画を立てていきましょう!