40代も終わりに差しかかるころ、帯状疱疹(たいじょうほうしん)という言葉を耳にする機会が増えてきました。しかし、そのときは「自分にはまだ関係ないだろう」と、どこか他人事のように感じていたのです。

胸の下あたりがチクチクする…!

そんなある冬の日の朝、ブラジャーを着けたときに、カップの下に違和感を覚えました。鏡をのぞいて見ると、赤い湿疹がポツポツと見えます。軽いかゆみと、チクチクとした痛みも感じました。

「肌が弱いから、また湿疹が出たのかな……」。私は乾燥や新しい下着、合わないボディソープで湿疹ができやすい体質で、今回もいつものことだろうと思い、あまり気にしていませんでした。

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湿疹が広がっている!

しかし、翌朝になると、湿疹は片方の胸の斜め上に広がっていました。しかも、痛みも少し強くなっているように感じました。「片方だけに湿疹が広がるなんて、今まで経験したことがない……」と不安に駆られた私は、すぐにかかりつけの総合病院を受診することにしました。

診断結果は「帯状疱疹(ピリピリとした痛みと赤い斑点や水ぶくれが帯状に現れる病気)」。まさか自分が……という驚きがありました。