40歳の冬、初めて「いぼ痔」になった私。友だちに痔の手術をした人やいぼ痔・切れ痔を経験した人が数人いたので、痔になったときのつらさや周囲の人たちに打ち明けるときの恥ずかしさなどを聞いていましたが、完全に他人事でした。このときの私はまさか自分の身にも降りかかってくるとは1mmも想像していなかったのです。

あれ?おしりに違和感が

当時の私は毎日ほぼ決まった時間になんの苦労もなくプリっと排便していました。便秘とは無縁の毎日。便秘に悩む友だちからは「快便女王」という喜んでいいのかよくわからない微妙な称号を与えられていました。

そんな私に、いつも通りラクに排便できない日がやってきました。その日はとても寒い日。いつも便意をもよおす時間にトイレに行ったけど、プリっと出てきませんでした。「うーん」と踏ん張りながらやっと出た便は硬くおしりに今まで感じたことのない違和感とほんの少し痛みがありました。

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まさか、これがいぼ痔!?

時間がたってもおしりの違和感はなくならず、痛みが増してきた私は「何かおかしい」と思いトイレに行きました。おしりをそっと触ってみると、そこにはぷっくりとした膨らみが! これはもしかしていぼ痔?と思い、いぼ痔経験者の友だちに電話をして経過を説明すると「そりゃ、いぼ痔だね」と言うのです。友だちから病院に行くならどこの肛門科がいいかなどアドバイスをもらい電話を終えました。

その後、痛みはどんどん増すばかり。じっとしているだけなのにチリチリとした痛みが延々と続いていました。