更年期症状や骨粗しょう症になりやすくなる



更年期とは閉経の前後5年間をさしますが、早発閉経の場合、例えば42歳で閉経を迎えた人は37歳ごろから更年期が始まっていたことになります。30代後半から、ホットフラッシュや発汗、めまい、不眠、イライラといった更年期特有の症状が出ている人は早発閉経の可能性もあります。

そして、早発閉経で心配なのは骨粗しょう症や冠動脈疾患です。早発閉経と診断された場合は、閉経の平均年齢である50歳ごろまで、不足した女性ホルモンを薬で補うホルモン補充療法やサプリメントなどによる骨粗しょう症の治療をおこなうことが一般的です。

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まとめ

いかがでしたか? 40代前半といっても44歳、45歳は閉経の可能性が考えられるので生理が3カ月以上なくても、日常生活に支障を来すほどの更年期症状と思われるつらさがなければ受診しなくてもいいそうです。個人差が大きい閉経年齢。多くはないけれど43歳未満でも訪れるということを知っておくと安心ですね。

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※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

取材・文/岩崎みどり
ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重あごが悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。

著者/監修/駒形 依子 先生
2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。