無農薬無肥料オーガニック大豆、オリゴ糖、米油、片栗粉のみで作られた「ぼうろ」です。原料はすべて北海道産。「函館真昆布」が練り込まれています。さっくりさくさくとした食感と昆布の風味、やさしい甘みで、ついつい食べ進めてしまう美味しさです。
時の流れがはやい。すさまじいスピードで過ぎていく。情報が多いからなのか。SNSを使いすぎるせいなのか。
どんなに世の中がぐるぐる回っていても、しっかり、どっしり、北海道の大地に根を下ろし、ぶれずにモノづくり、コトづくり、ヒトづくりをされている人がいる。地域商社的な仕事や、作る人と食べる人をつなぐ食育活動をされている、株式会社のこたべ代表の平島美紀江さんだ。
平島さんの目利きはすごい。北に美味しい野菜があれば出向き、西に蜂が蜜を作っていたら伺い、南で昆布が獲れたら食べに行く。
実際に本人が、人に会って、聞いて、食べることを繰り返すことで、未来につなげていきたい、子どもたちに食べてもらいたい、安心・安全で、ゆっくり、ゆったり時間を過ごせる商品を、平島さんは、次々に作りだされている。
そのひとつが、卵を使わないボーロ「no egg bolo」だ。無農薬、無肥料、オーガニックな大豆と、函館の昆布が入った、卵不使用のボーロ。
さっくり、さくさく北海道の大地で育った大豆が香ばしい。ちいさいけれど、しっかりと風味がする昆布の食感。 風味豊かなてんさい糖蜜の甘味。
食の仕事をしていることもあるけれど、商品の原材料を必ず見るようにしている。このボーロの素材は、「片栗粉(北海道産)、てんさい糖蜜、米油、大豆きな粉、昆布パウダー」以上だ。
書いてある材料が全部わかる。見たことも、聞いたこともない材料は何もない。ありのまま。そこに、のこたべ平島さんはこだわる。こだわるというより、畑を歩き、海を眺め、食べたいものを子どもたちと一緒に食べて暮らして過ごしたら、自然にそうなったのかもしれない。
平島さんが生み出した、自然素材のボーロをひとつひとつ口に入れながら、これから何を選んで楽しんで食べるか。ゆっくり、考えてみよう。淹れたてのコーヒーといっしょに。家族で。