マンションが向いているのはどんな人?
マンション・一戸建てにはそれぞれ特徴があり、どちらが自分に合っているかは重視したい条件が何かによっても変わってきます。
ここでは、マンションが適している人の特徴をご紹介します。
どちらを購入するか迷っている方は、以下に当てはまるかどうかチェックしてみてください。
利便性を重視している人
まずは、利便性を重視している人です。
マンションが立ち並ぶエリアは、駅が近く立地条件が良いケースがほとんどです。
特に新築マンションの場合、駅やバス停が近いだけでなく、周辺に商業施設や病院など、日々の生活がしやすい環境に建設されることも多いでしょう。
公共交通機関へのアクセスや周辺環境が良く、利便性が高いところを重視したい方にとっては、マンションが適しています。
設備やセキュリティ性能にこだわりたい人
中古マンションは設備も古いですが、新築マンションであれば最新の設備やセキュリティの高さが魅力となります。
水回りで挙げると、保温浴槽や浴室乾燥機、浄水器一体型水栓、食器洗い乾燥機などがあります。
他にも、玄関クロークやウォークインクローゼットなどもファミリーに適した設備です。
セキュリティ面では、モニター付きインターホンやオートロック、防犯カメラ、2ロック、エレベーター内カメラなどが挙げられます。
新築マンションは設備も最新のものを使用しているため、高機能で省エネ効果やセキュリティの高い物件に居住できます。
設備や機能、セキュリティなどにこだわりたい方にとっては、新築マンションがおすすめです。
共用施設を利用したい人
共用施設を利用したい人にとっても、マンションが最適です。
大きなマンションには、家族や友人の宿泊が可能なゲストルームや子どもの遊び場として使えるキッズルーム、フィットネスジム、ライブラリー、コワーキングスペース、託児所・保育園などが併設されていることがあります。
こうした共用施設が充実しているマンションでは、小さな子どもがいるファミリーなど、同じ境遇や世代の知人を作りやすいです。
特に保育施設が併設されていれば、保育園探しをする必要もなく、自宅と同じ環境で両親の帰りを待つことができるため、子どもの安心感にもつながります。
ロケーションにこだわりたい人
マンションは、一戸建てとは違い高層階の部屋を購入することが可能なため、ロケーションに優れています。
新築マンションは何度かに分けて各部屋を売り出しますが、早い段階なら階層や間取りの選択肢の幅が広がります。
ただし、ロケーションにこだわりたい人は新築マンションの部屋が売り出されるタイミングを見極めて、早めに行動しなければなりません。
中古マンションの場合、ロケーションが良い部屋を選べない可能性があるので注意しましょう。
それでも、2階建てが多い一戸建てよりもロケーションに優れていることが多いので、ロケーションにこだわりたい方は選択肢が広いマンションの方が適しています。
ご近所付き合いにハードルを感じている人
マンションは、ご近所付き合いのハードルが低いです。
一戸建ての場合、新興住宅地や分譲地でなければその地域でのコミュニティが既に形成された状態です。
ご近所付き合いもそれまでのつながりが深く、後からでは入りにくいケースもあるでしょう。
しかし、マンションは未入居の状態から入居者を求めるため、ご近所との関係も同じタイミングで新たに作っていくことができます。
ただし、ご近所付き合いのハードルが低くなるのは新築マンションに限ります。
中古マンションの場合は既に入居している人が多いので、コミュニティに入ることやご近所トラブルを抱えるリスクがゼロではありません。
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一戸建てが向いているのはどんな人?
マンションよりも一戸建てが適しているのはどのような人なのでしょうか?
最後に、一戸建てが適している人の特徴をご紹介します。
資産価値を重視している人
一戸建ては建物だけでなく土地も資産価値となるため、建物の価値が下がっても土地の価格が残っているため、資産価値を重視している人に適しています。
仮に建物の価格が2,000万円、土地の価格が2,500万円だった場合、建物の資産価値が0円になったとしても土地の価格2,500万円は残る計算になるのです。
マンションの場合、建物の価格だけで判断されるケースも多いため、永住する場合は資産価値が低くなってしまうリスクがあります。
マンション購入後20年以内に売却するのであれば別ですが、それよりも長く住み続けるなら一戸建ての方がおすすめです。
マンションの方が管理費や修繕積立金、駐車場代などのランニングコストもかかってくるので、トータルコストで見ても一戸建ての方がお得です。
間取りや設備などを自由に決めたい人
一戸建ては土地を含めて所有でき、建物の外壁や建材、間取り、設備なども自由に決められます。
マンションはラインナップされている部屋の中から選択するしかありませんが、一戸建てなら無駄なスペースを作らず動線を考えた間取りを考えることができます。
戸建ての方がマンションよりも圧倒的に広いので、庭を作ったり設備を工夫したりして生活しやすい環境が作れるでしょう。
自宅でペットを飼いたいならペットに適した建具や床、壁にすることもできますし、楽器を使用する頻度が高いなら防音ルームを作ることも可能です。
また、全方位に窓が付けられるので、風通しも抜群です。
世帯人数が多い人
世帯人数が多い人にとっても、一戸建てが適しています。
一戸建てはマンションよりも広いため、世帯人数が多くても生活しやすく、窮屈さを感じることはありません。
また、マンションのように床や壁を通って建物内部の音が伝わり、近所の騒音が気になるといったこともありません。
子どもやペットが走り回ったり飛び跳ねたりしても近隣住民に迷惑をかける心配が少ないため、快適に過ごせます。
リノベーション・リフォームを検討している人
一戸建ての魅力は、中古住宅であっても自由にリノベーションやリフォームが行えることです。
マンションと違い自由な設計ができるため、間取りの幅も広がり自分の理想の家を実現しやすいでしょう。
また、2世帯・3世帯が一緒に住む場合は、間取りの変更や増築が必要になることも多いです。
広い専有面積で生活できる分、リノベーションやリフォームの幅も広がるのはもちろん、将来の建て替えも自由に行えます。
静かで落ち着いた環境で暮らしたい人
静かで落ち着いた環境で生活したい人にとっても、マンションより戸建てが適しています。
マンションは立地や利便性を重視しているため、駅近や繁華街に位置していることが多いです。
一戸建てもそのように利便性が高い環境に建てることも可能ですが、一方で郊外や閑静な住宅街などでのんびり暮らせる立地も選べます。
遊びに行くなら都心、住むなら郊外と言われているように、静かで落ち着いた環境で生活したいと思っている方は非常に多いです。
戸建てなら専有面積も広いので、必要な部屋数を確保してのんびりと暮らすことが可能です。
今回は、マンションと一戸建てのメリットや購入費用・資産価値の違いなどをご紹介しました。
マンションにも一戸建てにもそれぞれ魅力的なメリットが多いですが、購入費用や資産価値などで大きな違いもあります。
住まいに何を重視するかによって、マンションと一戸建てのどちらが適しているかも変わってきます。
大切なのは、目先のことだけ考えて比較するのではなく、長期的な視点から様々な側面を踏まえた上で検討することです。
メリット・デメリットを踏まえて物件を選ぶのも方法のひとつですが、自分たちのライフスタイルに合っている方を選択するようにしましょう。