狭小住宅は間取りが決め手 | 実例や取り入れたいアイデアを解説

狭小住宅の間取りのデメリット3つ

ここからは、狭小住宅のデメリットについて解説します。

3つのデメリットをくわしく見ていきましょう。

 

デメリット①:坪単価が高くなりやすい

狭小住宅には、坪単価が高くなりやすいデメリットがあります。

狭小住宅を建てる土地は縦長であることが多く、縦長の土地には重機などが入れない場合があります。

このような場合、人力で建築作業を進める必要があるため、人件費などの費用が増えてしまうのです。

また、建築資材を保管する場所が確保できない場合も、少しずつ現場に運ぶ必要が生じるため費用が増えます。

安いだけで土地を購入するのではなく、建築の際に重機が使える広さが確保できるのか確認するようにしましょう。

 

デメリット②:生活空間を窮屈に感じる

生活空間を窮屈に感じることも、狭小住宅のデメリットです。

限られた土地に建てるため、室内空間は狭くなります。

また、となりの家との間隔が近いため窮屈に感じたり、生活動線が縦に伸びざるをえないため上下の移動が多くなったりすることで生活しづらいと感じてしまいます。

狭小住宅では、いかに室内空間を広くし、生活しやすくするかがポイントです。

 

デメリット③:駐車スペースの確保が難しい

狭小住宅では、生活空間のスペース確保を優先するため、駐車場の確保が困難になります。

これも狭小住宅のデメリットです。

2階建ての1階部分を駐車スペースにするなど、工夫が必要になります。

 

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狭小住宅の間取りに取り入れたいアイデア6つ

狭小住宅のメリット・デメリットを踏まえ、取り入れたいアイデアを6つご紹介します。

 

アイデア①: 廊下を設けない

狭小住宅では、廊下は設けないようにしましょう。

廊下は部屋と部屋を区切るために効果的ですが、狭小住宅では廊下分の広さも生活空間に当てるべきです。

生活空間を最優先に考えて、廊下はなくしましょう。

 

アイデア②:スキップフロアを活用する

狭小住宅には、スキップフロアが効果的です。

室内に高低差を作ることで、1つの部屋でもスペースを分けることができます。

また、部屋に広がりが生まれるため、室内が広く感じられます。

狭小住宅において、部屋を分けたい場合に壁を作ってしまうと狭くなってしまうため、スキップフロアを検討しましょう。

 

アイデア③:窓を工夫する

狭小住宅では、窓にもこだわってみましょう。

窓の大きさや高さ、種類を工夫すると、それだけで部屋の広さに違いが生じます。

これは、室内に取り入れられる自然光の量が変わるためです。

自然光だけでも室内を明るくできるように、窓を工夫して設置しましょう。

 

アイデア④:中庭を設ける

狭小住宅には中庭を設けることもおすすめです。

中庭には広いスペースが必要と感じますが、必ずしもそうではありません。

少しのスペースで自然光を多く取り入れられるようになり、室内に開放感が生まれます。

窓の工夫と合わせて取り入れたい手法です。

 

アイデア⑤:水回りを1か所に集中させる

狭小住宅では、生活しやすい動線の確保が重要です。

そのために、水回りを1か所に集中させることをおすすめします。

水回りを集中させると家事がしやすいことに加え、配管などのスペースも少なくて済みます。

結果的に水回り以外のスペースも確保できる方法です。

 

アイデア⑥:オーダーメイド家具を取り入れる

矮小住宅に合わせたオーダーメイド家具を取り入れることも有効です。

部屋のサイズに最適な大きさや機能を持つ家具を配置することで、家具スペースを最小限に抑えられます。

既製品に比べると費用はかさみますが、広い家を建てる場合の費用に比べて安く済むようであれば検討してみるとよいでしょう。

 

まとめ:アイデアを取り入れて住みやすい狭小住宅を建てよう

この記事では、狭小住宅の間取り実例やメリット・デメリット、取り入れたいおすすめアイデアについて解説しました。

狭小住宅と聞くと生活しづらいイメージがありますが、アイデアや工夫しだいで住みやすい家にすることが可能です。

土地が狭いから家を建てることを諦めるのではなく、どうすれば生活しやすい間取りにできるか考えて狭小住宅を建てましょう。