助けを求めたのは

仕方なく私は、妻に連絡。事情を話して迎えに来てもらうことに。お気に入りのバイクで駆けつけてくれた妻とともに宿泊予定だった旅館へ向かったのです。

バイクを停めた旅館の駐車場では、私の姿を見たお局がギョッとした顔に。何を隠そう私の妻は、元ヤンチャなグループのリーダー。「ウチの人が世話になったようですね」と、ほほ笑んだ妻。お局は心底怯えた様子でした。

その後お局については、社長直々に社員に事情聴取がおこなわれました。もともと調査をするように送り込まれた私自身がターゲットになったのですから当然です。辞めていった社員たちも、彼女からの嫌がらせについて次々に人事部に報告。証拠がなくて会社側も具体的な行動を起こせずにいたのですが、今回の件で事実が明るみになり、立つ瀬がなくなった彼女は最終的に自主退職していきました。

お局がいなくなったことで社内は平和に。今も私は、部下のサポートを続けながら新しい職場で頑張っています。
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専務の親戚だからと言って部下に嫌がらせをするなんてもってのほか。間違った集合時間を伝えて置いてけぼりにするなんて幼稚ですよね。これがきっかけで逆に鉄ついを下せてよかったのではないでしょうか。

著者/ウーマンカレンダー編集室/スカッと
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