過去5万本の記事より大反響だった話をピックアップ!(初公開2023年8月22日 記事は取材時の状況) * * *
こんにちは、恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラーの堺屋大地です。
筆者はLINE公式サービスにて、年間約1500件のペースでチャット恋愛相談を受けています。また知人経由で対面の相談を受けることも多く、性別・年齢問わずさまざまな方の恋のお悩みをうかがってきました。
さて、浮気は職場の同僚同士というケースが多いでしょうが、子どもの学校の保護者同士というケースも少なくありません。今回ご紹介する佐藤直孝さん(40歳・仮名)のエピソードは、学校を舞台にしたハレンチすぎる浮気と、その悲惨な末路です。
※この記事は本人の許可を得て掲載しています。ただし、プライバシー保護のため実際のエピソードから一部変更しています。
◆とても大変な「PTA選考委員」で仲が深まる
小中学校のPTAに対して、「めんどくさそう」「やりたくない」といった印象を持つ保護者は多いものですが、そのPTA役員を決めるための選考委員という役割があるのをご存知でしょうか。
「PTA選考委員っていうのは、翌年度のPTAの会長、会計、書記といった役割を任命するためのチームのこと。内情を知らない人なら、PTA本体ではないからラクそうと思うかもしれませんね。でも同学年の保護者全員に、『PTA役員やってくれませんか?』と電話やメールでお願いしまくらなくちゃいけないので、めちゃくちゃめんどくさいし、うっとうしがられるしで、最悪の役割なんです。とは言え、だからこそ委員同士は戦友のような感覚になって、仲よくなるんです」
◆役員決定の打ち上げ後に二人でラブホへ…
直孝さんが娘の小学校のPTA選考委員として四苦八苦していたときに、同じく選考委員として結束して仲を深めたのが、同学年の子どもを持つ専業主婦の田中芳香さん(32歳・仮名)だったそうです。
「役員全員が決定したので、委員同士で集まって打ち上げの飲み会をしたんですが、解散した後に僕と芳香さんはこっそり二人だけで飲み直して、そのままラブホへ。それからは週1ぐらいのペースで二人きりの時間を過ごすようになりました」
◆運動会の空き時間、人気のない校舎内で逢瀬
たびたびラブホで逢瀬を重ね、禁断の愛を育んでいた二人。それだけでは飽き足らず、屋外や車の中などでも関係を持つようになっていったとか。そして迎えたのが運動会。
「僕は妻と、彼女は旦那と運動会を見に来ていたんですが、プログラム的にしばらく子どもが出場しない空き時間があったので、妻には『1時間は空くみたいだからちょっとブラッと散歩してくる』と嘘を吐いて、僕と芳香さんは校舎内でこっそり待ち合わせ。この歳になっても、いや、この歳になったからこそ、学校でっていうのはとても興奮しましたね(笑)。1、2階のトイレが保護者も利用してOKになっていたので、低層階は人がたくさんいるんですけど、4階までいくと人気(ひとけ)がほとんどなくなり、イチャイチャできました」
◆徒歩3分の自宅に移動…背徳感がすさまじい
さすがの二人も校舎内で最後までする勇気はなかったそうですが……。
「途中までしていたので余計に悶々としちゃって。その後にまた1時間ぐらい子どもが出場しない時間帯があったので、意を決して芳香さんを僕の自宅に誘ったんです。学校から僕の家は徒歩3、4分の距離なので、立地的にはイチャイチャしてから学校に戻る時間は充分ありました。芳香さんは、最初はびっくりして躊躇していましたが、彼女と僕は興奮のツボが同じなので、なんだかんだで来てくれて。子どもたちが学校で運動会をがんばっている最中に、自宅に相手を招いて……というシチュエーションの背徳感はすさまじく、さらに燃えがありましたね」
◆妻から離婚を切り出され、孤独すぎる人生に
——それからわずか1年後、直孝さんは離婚してしまったそうです。
「運動会から数ヶ月後に妻から離婚を切り出されました。芳香さんとの関係は一切バレてないと思っていたのですが、妻は離婚理由をハッキリ言ってくれなかったので真相は闇の中。溺愛する娘と別々に暮らさなくちゃいけないのは嫌だったので、離婚はどうしても避けたかったんです。だけど、仮に僕が妻に『どうして離婚するなんて言い出すんだよ?』なんて泣きついたら、浮気の証拠を持ち出されてヤブヘビになる可能性が高そうで、慰謝料請求されたり芳香さんに迷惑がかかったりすることになりかねないと思って、素直に離婚を受け入れました」
直孝さんと妻の離婚話が持ち上がった頃から、芳香さんとは疎遠になり、今はもう一切会っていないとのこと。妻子も芳香さんも失った直孝さんは、勤務先の近くに1Kのアパートを借り、孤独すぎる単身生活を送っているそうです。
<文/堺屋大地>
【堺屋大地】
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。現在は『現代ビジネス』、『文春オンライン』、『smartFLASH』などにコラムを寄稿。LINE公式サービス『トークCARE』では、カウンセラーとして年間で約1500件の相談を受けている。X(旧Twitter):@SakaiyaDaichi