思わずお腹が鳴ってしまう…!韓国映画とドラマの絶品メシ4選

映画やドラマがきっかけで韓国料理にハマる人も多い。豪快な見栄えの料理は見ているだけでよだれが……。

今回は映画のスペシャリストも思わずおなかが鳴った飯テロ作品を紹介。これを観たらいますぐ韓国料理が食べたくなること間違いなし!



教えてくれたのは……



映画ライター・新谷里映さん

映画を中心に書いたり取材したり喋ったり。東京カレンダー本誌連載「ほろ酔いシネマ」担当。韓国料理といえば初渡韓で参鶏湯に感動。また韓国行くぞ!



1.毒舌ハイスぺ男子も夢中で飲み干す絶品スープに垂涎する

『スタートアップ:夢の扉』の「コングクス」



若き起業家たちが夢に向かって奮闘する姿を描いたドラマ。第8話に出てくる「コングクス」とは、韓国で夏季に食べる豆乳スープの麺料理のこと。

ある日、主人公のダルミは投資会社のチーム長に助けられ、そのお礼に、彼が好きだという店の「コングクス」の材料をテイクアウトしてプレゼント。ひと口食べた時のチーム長の表情といったら、とろけるような幸せ顔。

スープを一滴残らず飲み干して完食されたら、観ているこちらも食べたくなるのは当たり前。また、わざわざ取り寄せてプレゼントする心遣いもすてき!



食べたくなったら『辰家』へ!



■店舗概要

店名:辰家

住所:新宿区百人町1-3-3

TEL:03-5273-8389

営業時間:11:30~9:30

定休日:月曜 ※祝日の場合は営業、火曜休み

席数:テーブル50席

『スタートアップ:夢の扉』



起業を目指す若者たちが、競い合いながら成長する姿、家族の話、ロマンスも描かれる。

主人公の祖母がハットグ(ホットドッグ)屋を営んでいるので、ハットグも食べたくなる!



2.韓国で1番旨い!と熱弁するこだわりの麺にくぎ付け

『ゴハン行こうよ』の「ジャジャン麺」



弁護士事務所で働く主人公の楽しみは、ごはんを食べること。

第1話のある日、美味しそうな匂いにつられて隣の家をのぞくと、右隣に越してきた若い女性と、左隣に住む青年が、日本でいう引っ越し蕎麦のような感覚で出前の「ジャジャン麺」を食べている!しかもサイドメニューには「タンスユク」(韓国式酢豚)。

この店は近所で1番だとか、酢豚のサクサク感がフレンチ料理のパイを彷彿させるだとか、魅力を力説する青年。もちろん食べっぷりも良くて。

どの店で頼んだのかを必死で探る主人公を観て、ますます食べたくなる!



食べたくなったら『ジャジャン麺ハウス』へ!



■店舗概要

店名:ジャジャン麺ハウス

住所:新宿区歌舞伎町2-32-17

TEL:03-5155-9949

営業時間:11:00~29:00

定休日:無休

席数:カウンター3席、テーブル20席

『ゴハン行こうよ』



“食”をテーマに据え、主人公が暮らすマンションの隣人と弁護士事務所の人々を描くグルメ・ラブロマンス。

毎回料理が登場するだけでなく、食文化や豆知識も学べる人気シリーズ。



3.異世界の皇帝も、どハマりした真っ赤な鍋に食欲が湧く

『ザ・キング:永遠の君主』の「プデチゲ」



パラレルワールドを行き来するスケール感あるドラマ。別世界・大韓帝国から現代の韓国にやってきた皇帝は、「ヤンニョムチキン」や「プデチゲ」などの韓国料理にハマり、足しげく通うように。

第8話では、部下を連れて「戦時にできた料理がある」と説明しながら意気揚々とプデチゲ店に向かう。しかし入店直前にトラブル勃発……。

「プデチゲ」を食べたいのになかなか食べられないもどかしさに、食欲はもっと高まる!

キムチチゲにハムやソーセージ、スパムが入った具だくさんのプデ(部隊)・チゲ(鍋)を早く仲間と囲みたい!



食べたくなったら『ノルブプデチゲ』へ!



■店舗概要

店名:ノルブプデチゲ

住所:台東区東上野1-14-12 中央ビル 1F

TEL:03-5818-1902

営業時間:【月~金】ランチ 11:00~(L.O.14:30)

          ディナー 17:00~(L.O.22:00)

     【土・祝】17:00~(L.O.22:00)

定休日:日曜

席数:テーブル36席

『ザ・キング 永遠の君主』



本来なら出会うはずのなかったふたりが運命的に出会い、互いの世界で起きている危機を救おうとするスペクタクルファンタジー。

若き皇帝と女性刑事のロマンスもドラマチック。



4.主人公が独り占めしてむさぼる氷のデザートに羨望

『怪しい彼女』の「ピンス」



次から次へ新しいスイーツが発信されるなかで、韓国スイーツの定番といえば、「ピンス」(韓国版かき氷)。

ふわっふわの氷の上にフルーツやアイスクリーム、小豆、餅などがトッピングされているのが主流だが、映画に登場する「ピンス」は、氷の上にフルーツポンチがのったようなスタイル。器が大きく、トッピングも多い。

なかなかのボリュームなので、シェアして食べるのがちょうどいい気もするが、ある日突然に20歳の姿に若返ってしまった70歳の主人公は嬉しさのあまりひとりで食べちゃう。豪快に食べる姿が愛らしい。



食べたくなったら『NORAN』へ!



■店舗概要

店名:NORAN

住所:渋谷区恵比寿4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー 39F

TEL:03-6450-2775

営業時間:【月~金】ランチ 11:00~(L.O.14:00)

          ディナー 17:00~(L.O.21:45)

     【土・日・祝】ランチ 11:00~(L.O.15:00)

            ディナー 17:00~(L.O.21:45)

定休日:不定休

席数:カウンター10席、テーブル48席、個室3(4席、6席×2)

『怪しい彼女』



70歳の毒舌老女が不思議な写真館で撮影したら、20歳の頃に若返った!?というコメディー映画。

戸惑いつつ人生を楽しむ主人公を演じるのは、日本でも活躍のシム・ウンギョン。



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