2色の配置やバランス、色使いがかっこいいツートン外壁の家。「ツートンカラーの外壁が気になる」「家を建てるならツートンに決めている」という方も多いでしょう。
今回はかっこいい家でも外壁の色味に注目して、ツートン外壁の事例をご紹介します。
ツートン外壁のおしゃれな色の組み合わせや配色の仕方、かっこよく仕上げるためのポイントについても解説しているため、ぜひ参考にしてみてください。
かっこいい家の特徴や家づくりのポイントについてくわしく知りたい方はこちら。
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2色使いがかっこいい!ツートン外壁が人気の理由とは
2色使いのツートン外壁は注文住宅でも人気のデザイン。ここではツートン外壁が人気の理由を解説します。
個性を出せる
家の形が同じでも、外壁が単色塗りとツートンカラーでは、まったく違ったものに見えます。さらに色の組み合わせや塗り方によっても、外観の印象は大きく変化します。
ツートンカラーの外壁は、住む人の好みや個性を外観のデザインで表現したい人におすすめです。
家が大きく見える
外壁の単色塗りは統一感があり平面的に仕上がりますが、ツートンカラーにすることで外壁にメリハリや立体感が生まれます。また2色の錯視効果によって、家を広く見せたりスマートで高く見せたりすることが可能です。
存在感を出せる
単色塗の外壁は統一感があり落ちつきが感じられる一方、ほかの家と同じように見えてしまいがちです。ツートンカラーにすることで上質感や高級感が増し、家そのものの存在感を高めることができます。
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ツートン外壁をかっこよく仕上げるための注意点
かっこいいツートン外壁ですが、導入にはいくつかの注意点も。ツートン外壁を検討する際に気を付けたいポイントをご紹介します。
色のバランスが重要
ベースカラーとは全体の印象を決める色、アソートカラーとはベースカラーを引き立てる色を指します。ツートン外壁では、ベースカラーとアソートカラーのバランスがとても重要です。
ベースカラーとアソートカラーの比率は6:4、または7:3くらいにするとバランスがよくおしゃれに見えます。色数は多くても3色まで。挿し色となるアクセントカラーを加えて3色にする場合は、比率を7:2:1にすると全体のバランスがよく、かっこよく仕上がります。
屋根や附帯物の色も考慮する
大きな建物の色数は、2色か多くても3色でまとめましょう。それ以上になると落ち着きがなく、ごちゃごちゃした印象になってしまいます。外壁塗装には含まれない雨どいやサッシなどの附帯物や、屋根の色との相性も考えておきましょう。
附帯物はできるだけ同系の色に塗ってもらうか、難しい場合は附帯物に近い色をセパレーションカラーとして採用する方法もあります。
セパレーションカラーとは、ツートンの境目に塗る色のことです。附帯物の色を目立たなくするとともに、全体を引き締める効果があります。
景観との調和を意識する
外壁の見映えは外壁の色だけでなく、周囲の景観や街並みとの調和によって変わります。
建物そのものの色はおしゃれでも、奇抜過ぎると周囲の景観から浮くことになるため注意が必要です。
失敗を避けるためには、家の色を決める前に周囲の景観や街並みをよく観察し、調和を考えてベースカラーやアソートカラーを選びましょう。
色見本は大きめサイズでチェック
色見本は、小さいサイズと大きいサイズで色の見え方が異なります。同じ色でも面積が小さいと明るい色はより明るく、暗い色はより暗く見えます。外壁の色見本はA4 サイズ以上の塗り板を取り寄せ、自然光の下でも確認しましょう。
色は面積が広い外壁に塗るとさらに見え方が変わるため、気に入った色見本より1トーンか2トーン落とした色を選ぶと、イメージした色に近くなります。