かっこいい片流れ屋根の実例6選!片流れ屋根のメリット・デメリットもご紹介

住宅の印象を大きく左右する屋根は、色や材質だけでなく形にもこだわることでおしゃれな外観に仕上がります。

今回は、屋根の中でもクールな印象に仕上がる片流れ屋根のメリット・デメリットや実例についてご紹介!ぜひ外観づくりの参考にしてみてください。

 

片流れ屋根とは

片流れ屋根とは、一方向に傾斜した屋根の形状を指します。コンパクトな住宅に取り入れられることが多く、スタイリッシュな印象を与えられると人気の屋根タイプです。

片流れ屋根のメリット・デメリットをご紹介します。

 

片流れ屋根のメリット

片流れ屋根のメリットをご紹介します。

 

大きな太陽光パネルを搭載できる

片流れ屋根の大きなメリットとして、大きな太陽光パネルを取り付けられることが挙げられます。通常の2方向に伸びる屋根と比べて、片側に流れている屋根のほうが太陽光パネルの設置面は広くなります。設置できる太陽光パネルの面が広いほど多く発電できるため、南側に傾斜している場合などは太陽光パネルの導入を検討するとよいでしょう。

 

初期費用が安価

片流れ屋根の場合、初期費用が比較的安価になることもメリット。一方向に流れるシンプルな形状であるため、他の屋根タイプよりも材料・工事費用を抑えられます。

 

屋根裏に大きな空間を確保できる

片流れ屋根は屋根と天井の間に大きな空間を設けられるため、小屋裏スペースとしての活用が可能です。収納空間としても使えるため、生活空間を削らずに収納スペースを確保できます。

 

片流れ屋根のデメリット

以上のように片流れ屋根にはメリットがある一方、やはりデメリットも。しっかり押さえておきましょう。

 

屋根や外壁が劣化しやすい

片流れ屋根は屋根の表面に当たった雨水が分散せずにそのまま下へ流れ、屋根だけでなく雨を受ける雨どいや外壁にも直接雨水が当たってしまいます。そのため2方向に設置された通常の屋根よりも劣化しやすいという側面があります。

また、片流れ屋根は湿気がこもりやすいことにも注意が必要です。通常は小屋裏スペースにある換気口から換気をすることで屋根の腐敗を防ぐ一方、片流れ屋根の場合は空気が循環しにくいため湿気を溜めやすいともいわれています。片流れ屋根を設置する際は、換気面にも注意して設計するとよいでしょう。

 

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【平屋編】かっこいい片流れ屋根の実例3選!

平屋はどうしてものっぺりとした印象になりがちなため、片流れ屋根との相性は抜群。縦に広い空間を実現できるため、開放感も演出できます。

平屋でかっこいい片流れ屋根の実例をご紹介します。

 

寄棟×片流れ屋根のおしゃれな平屋住宅

太陽光パネルが付いた片流れ屋根。広い屋根の表面を活用し、効率の良い発電ができるよう大きな太陽光パネルを設置しています。

片流れ屋根の片側には寄棟屋根を設置し、雨水を受け止める屋根も導入。雨水を分散させられる屋根の形状に仕上がっています。

平屋で片流れ屋根を設置する場合はシンプルな印象になりがちですが、寄棟屋根を掛け合わせることで特徴のある外観に仕上がります。

片流れ屋根の傾斜を南向きにして太陽光パネルを設置しているのもポイントです。

玄関は木材を基調としたナチュラルな印象に。玄関ポーチを広く設定し、雨天時も雨に濡れにくい間取りとなっています。

ダークブラウンのドアがアクセントとなっており、重厚感のある仕上がりになっていますね。

 

ネイビー×木材がモダンな片流れ屋根の住宅

ネイビーの片流れ屋根でモダンに仕上げた外観。ドアや屋根の裏側部分である軒天は木目調にし、おしゃれなワンポイントとなっています。

軒天も広く設計しておくことで、雨水が壁に当たりにくくなるよう工夫しています。

まるで金属サイディングのように見えますが、使っている外壁材は窒素系サイディング。ネイビーの色味と相まってインダストリアル(工業的)な雰囲気に仕上がっています。

 

玄関アプローチがおしゃれな片流れ屋根の住宅

爽やかなブルーグレーの外壁に、玄関アプローチは白にして遊び心を取り入れた片流れ屋根の外観。目隠しとして活用できる玄関アプローチで、防犯面も強化しています。

玄関アプローチの通路は、大人2人分ゆったり通れる広さを確保。自転車や傘を置けるスペースとしても便利ですよね。

 

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