サラサラとした軽やかな葉を持つシマトネリコは、冬も葉を落とさないエバーグリーンとして人気の高い庭木です。美しい樹形からシンボルツリーにもおすすめ。この記事では、シマトネリコの基本情報や特徴、名前の由来や花言葉、種類、育て方などについて、詳しく掘り下げていきます。
シマトネリコの基本情報
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植物名:シマトネリコ
学名:Fraxinus griffithii
英名:Himalayan ash、evergreen ash
和名:シマトネリコ(島梣)
その他の名前:タイワンシオジ、島十練子
科名:モクセイ科
属名:トネリコ属(セロシア属)
原産地:日本(沖縄県)、台湾、中国、フィリピンなど
分類:常緑性高木
シマトネリコの学名はFraxinus griffithii(フラクシヌス・グリフィシー)。モクセイ科トネリコ属の高木です。原産地は、台湾、中国、インド、フィリピン、日本では沖縄など。暑さに強い一方で寒さには弱く、耐寒温度はマイナス5℃くらいなので、地植えは関東以南の太平洋側などの暖地などに限られます。自然樹高は10mほどで旺盛に生育しますが、毎年の剪定によって程よい樹高にコントロールすることができます。冬でもみずみずしい葉姿を楽しめる常緑樹です。
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シマトネリコの花・葉・実の特徴
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園芸分類:庭木
開花時期:5月下旬〜7月上旬
樹高:10~20m
耐寒性:やや弱い
耐暑性:強い
花色:白
シマトネリコの開花期は5月下旬〜7月上旬で、花色は白。花茎を伸ばして小さな花をびっしりとつけます。開花後には種子の入った莢のような実をつけ、自然に拡散します。葉は小さな楕円形で艶があり、風に揺れる軽やかな質感が魅力的です。
シマトネリコの果実(翼果)。tamu1500/Shutterstock.com