なんとなく眠れない、寝てもすぐに目が覚めてしまう…そんな経験ありませんか?実は日本人の約2割が「隠れ不眠」とのこと。2023年6月放送の『ホンマでっか!?TV』で「たった7回腕を回すだけで睡眠の質が上がる」という裏ワザを放送していました。腕を回して筋肉を緩めることで、睡眠の質が上がるのだとか。本当にそんな簡単に眠れるようになるの?これは試してみるしかないでしょ!というわけで、慢性不眠気味の筆者が検証してみます。
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筋肉が緊張していると睡眠の質が下がる
出典:photo AC
番組の中で睡眠改善評論家によると「日本人の2割は自分の睡眠の質が悪いことに気づいていない」のだそうです。寝つきが悪かったり、夜中に何度も目が覚めてしまったりする方はもちろん、気づいていない方も注意が必要。ベッドに入ってすぐに眠りにつける方でも、日中眠くなったり集中力が続かなかったりしているようなら、実は「隠れ不眠症」の可能性があります。
睡眠の質が下がる原因のひとつが「筋肉が緊張している」ことだそう。たとえば、寝る直前までスマホを触っていませんか?知らず知らずのうちに肩周辺の筋肉が固くなり、交感神経が優位になることでリラックスできず、睡眠の質が低下する恐れがあります。
アスリートゴリラ鍼灸接骨院の院長 高林孝光(たかばやし たかみつ)先生は、慢性的な肩こりや腰痛のある方は、手が縮こまって短くなっていることに気づきました。そんな高林先生が推奨するのが「1日7秒手を伸ばす」方法です。手を回して縮こまったインナーマッスルを緩めることで、慢性的な体の不調や不眠の改善が期待できると解説しています。
「7秒腕回し」のやり方
1. 脇の下を手で押さえる。
脇の下を押さえると肩甲骨が安定し、腕を回したときに手が伸びやすくなります。
2. 腕を後ろ方向に7秒間大きく回す。
手のひらは体側(内側)になるようにします。勢いよくぐるぐる7回手を回してください。
3. 腕を前方向に7秒間大きく回す。
指先を伸ばし、素早くぐるぐると回します。
4. 反対側も1〜3をする。
コツは「できるだけ手を早く回すこと」。素早く回すと、遠心力で手が伸びやすくなるのだそう。
左右前後合わせて28秒で終了です。本当にこれだけで腕が伸びたのでしょうか?あまりにも簡単で、にわかには信じられません…。
10日間「7秒腕回し」にチャレンジします!
【1日目】
初日にもかかわらず昼に腕回しをするのを忘れてしまい、寝る前に慌てて1セット行いました。本当に眠れるのかとワクワクしてベッドに入りましたが、相変わらず眠気はきません。まあ、そんなすぐに効果があったらすごすぎですけどね…。
【2日目】
2日目は、寝る前に7秒腕回しを2セットやってみます。 …おや?気づいたらぐっすり眠れていました!いつもは夜中に1、2回目覚めるのですが、朝まで起きることなく眠れました!でも、そんなすぐに効果があるとは信じられません…。たまたま偶然か…?
【3〜7日目】
なんと連続で3〜7日目まで、夜中一度も起きることなくぐっすり眠れました!いつものルーティンは変わらず、本当に寝る前に7秒腕回しを2セットしただけです!信じられないっ。
【8日目】
いつものように腕をぐるぐると回して寝ましたが、今夜は久しぶりに寝つきが悪かったです…。まあ、そんな日もありますよね。
【9〜10日目】
腕回しを信じて9、10日目も2セット行ってから入眠。やっぱり途中で起きることなく、朝までぐっすり眠れました♪
【結果】10日間のチャレンジ中、8日はぐっすり眠れました!
出典:photo AC
「7秒間腕回し」は半信半疑というよりほとんど信じていませんでしたが、10日中8日間ぐっすり眠れたので、本当に驚きました!日ごろ手が縮こまるようなことはしていないと思っていたのですが、知らない間に睡眠の質に影響が出ていたのですね。
ちょっとした休憩時間に腕をぐるぐる回すだけで睡眠の質が上がるなんて、本当に驚きです!もしかしたら、みなさんの手も縮こまっているかも?
ぜひ一度チャレンジしてみてくださいね。