50代の歯科医が“3か月で11kg”痩せた方法とは?食事の5分前にやるだけで「リバウンドなく体形を維持できています」

ダイエット情報が氾濫する今、どの方法を選べばいいかわからない。そんな悩みに寄り添うのが、健康について知り尽くした医師たちが自身の「体」で証明したダイエット方法だ。この秋、トライしてみよう!

◆食事5分前のうがいで3か月で11㎏減を達成

レモン水でうがいをする。歯科医師の宮本日出氏は、この方法のみにて、たった3か月で11.3kgの減量に成功したというから驚きだ。

「このダイエットは数多くの医学論文から導き出された医学的な根拠に基づき、舌の苦味センサーを活性化して食欲を減退させる方法です。私自身はもともと肩幅の広いラグビー体形で、大好きなサイゼリヤではピザ、ハンバーグ、パスタのフルコースも当たり前の大食漢でした。それでも試しにやってみたら、食欲が減退。まずは内臓脂肪、続いて皮下脂肪の順にあれよあれよと落ちていったんです」

宮本氏も驚きを隠せないレモン水うがいダイエット。開始した’21年3月時には170㎝で80㎏の“ちょいぽちゃ”だったが、3か月後には69㎏に。現在はさらに7㎏近く落ちて62㎏前後となり、よりスリムな体形をキープできているという。

◆我慢しないダイエットを探してる人にうってつけ

その方法は至ってシンプル。

「約5%濃度のレモン水30mlを口に含んで、“ぶくぶく”と“がらがら”のうがいを、それぞれ5秒間ほど行ったら吐き出す。これを3セット、食事を摂る5分前に行うだけ。理想は朝・昼・晩の一日3回(計9セット)ですが、難しければ高カロリーの食事になりがちで、血糖値が上がりやすい夕食前だけでも構いません。今も不規則な生活ではありますが、リバウンドなく体形を維持できています」

たとえレモンの酸味が舌の上の苦味センサーを活性化させても、食事がまずくなるわけでない。

「10日ほどで、ダイエットの天敵である、脂や濃い味を好む“デブ味覚”が改善されて健康な舌に戻ります。ラーメン二郎のようなこってり味は自然と欲しなくなるので、痩せるのも楽ちんです」

レモンと水があれば誰でも挑戦できる。我慢しないダイエット手法を探している人に、まさにうってつけだ。

◆レモン水のレシピ&やり方を大公開


材料

100%のレモン果汁…5ml

水……95~100ml

作り方

レモン果汁と水を混ぜ、約5%濃度のレモン水を100㎖ほど作る。

◆レモン水うがいのやり方


①レモン水を約5秒間かけて舌全体に広げる

作ったレモン水の3分の1(約30㎖)を口に含み、レモン水が舌全体に広がるようゆっくりと動かす

②約5秒間「ぶくぶくうがい」をする

レモン水を口に含んだら口をいったん閉じて、両方の頬を膨らませたりすぼめたりして素早く「ぶくぶく」とうがいをする

③約5秒間「がらがらうがい」をする

頭を後ろに傾け、口を少し開けて「がらがら」とうがいをする。少し下顎を上に突き出し、息を吐き出しながら行うとより効果的だ

【歯科医師・宮本日出氏】

幸町歯科口腔外科医院院長。口腔外科評論家。国内外で160編以上の論文を発表。著書に『「デブ味覚」リセットで10日で−3㎏! レモン水うがいダイエット』(あさ出版)

<取材・文/週刊SPA!編集部>

―[医者が実践するダイエットの正解]―