たくさんの想いが人から人へとつながっていく「本の祭典」。
「RockとBookは似ている、RockにフェスがあるならBookにフェスがあってもいい」という、〈ほぼ日〉代表の糸井重里さんの発想を起点に始まった「前橋BOOK FES」。「本でみんなが元気になる。」のコンセプトのもと、想いの詰まった一冊を新たな人に繋げる本の祭典だ。2022年に開催された第1回に続き、待望の第2回が、10月19日(土)、20日(日)の2日間、群馬県前橋市の中心市街地「まちなかエリア」にて開催する。
「前橋BOOK FES 2024」のメインプロジェクトは、家で眠っている本を集めて、新しい読み手との縁をつなぐ「本のやり取り」。来場して本を手に取るだけではなく、提供する側として参加することができるのも魅力のひとつ。「自分ではもう読まないけれど捨てたくはない、誰かが読んでくれたら嬉しいのに」という本を、実際に出展者として出品したり、郵送で提供したりする機会が設けられている。(2024年は受付終了)
参加者は、中央通りの出展スペースにずらりと並ぶ本から、気になるものを出展者と対話した上で持ち帰る仕組み。参加費は無料で、やり取りする本の数にも制限がないので、本と人との出合いを存分に楽しむことができる。
多くの人で賑わう「前橋BOOK FES 2022」当日の様子。来場者数は48,000人にも上った。
「本のやりとり」では、26,373冊もの本が集まり、20,537冊が新しい読み手に渡った。
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素敵な出合いは本以外にも。
トークショー、朗読、子どもと楽しめるワークショップなど、「本のやり取り」以外のイベントも企画中。漫画家・あだち充さんと糸井重里さんによるトークライブや、プランニングディレクター・染谷拓郎さん、ピアニスト・永田ジョージさん、シンガーソングライター・玉城ちはるさんによるトークショー&ミニライブなど、文化人、クリエイター、起業家をはじめとした多彩な分野の識者が、本やことば、そしてまちづくりにまつわるトークを繰り広げる。
さらに会期中は、会場となる「まちなかエリア」とその周辺の各所で、マルシェや音楽ライブなども開催予定。前橋中央イベント広場では、「手紙社が本気で美味しいパン屋さん、集めました! vol.2」と題して、雑貨店やカフェの運営や、全国各地で「蚤の市」等のイベントを主催する手紙社が選んだ、20組以上のパンや焼き菓子の店が集まる。さらに、広瀬川河畔緑地では、「前橋コーヒーマーケット2024」が開催。「前橋にある素敵なコーヒー店と、街の人々をつなげたい」という想いで2023年に誕生したイベントで、今年も多くのコーヒーショップが出店する。
フェスで本好きとの交流を楽しんだ後は、群馬県の美味しい食べ物や素敵な音楽との出合いを求めて、ぜひ街歩きをしてみてほしい。
メインビジュアルには、イラストレーター・ヨシタケシンスケ氏が今年のブックフェスのために描き下ろしたキャラクターが。
Event Information「前橋BOOK FES 2024」
タイトル:「前橋BOOK FES 2024」
主催.:前橋ブックフェス実行委員会
共催.:前橋市
期日:2024年10月19日(土)・20日(日) 10時ー17時
会場:前橋市のまちなかエリア
中央通り、弁天通り、前橋中央イベント広場、前橋プラザ元気21 等
キャンプサイト:「前橋まちのなかキャンプ」、商店街の飲食店など地元の食
maebashibookfes.jp