オンライン内見のメリット
実際に物件を見に行くわけではないので「本当に細かい部分までチェックできるのか」「良し悪しが判断できるのか」と疑問や不安を感じる方もいるはずです。
そこで、ここからはオンライン内見のメリットをご紹介していきます。
遠方でも無理なく内見が可能
オンライン内見はネット環境があればどこでも内見が可能です。
大学進学や就職のために地元から違う都道府県に移り住む方もいるはずです。
会社員であれば転勤で遠方に引越す予定の方もいるでしょう。
こうした方々でも遠くにある物件を確認するためには、オンライン内見が便利です。
また、子育てをしている場合、子どもがいると思うように内見ができない場合もあります。
子どもが物件を汚したり破損したりするリスクもあるため、ネット上で内見できるサービスには魅力があります。
移動費や移動時間の節約が可能
移り住む物件が遠方にある場合、内見をするとなれば交通費や時間をかけて移動しなければいけません。
例えば、東京から大阪に引越す場合、内見するとなれば新幹線での移動が考えられます。
時間としては2時間半程度かかり、加えて費用も発生します。
内見のみで時間や費用をかけてしまえば生活にも支障を与えてしまいます。
しかし、オンライン内見であれば自宅から内見が可能なので、交通費や時間をかけずに内見が可能です。
交通費を出すのに躊躇してしまう方や遠方に住んでいて何度も現地に足を運ぶことが困難な場合は、オンライン内見を申し込んでみてください。
採寸や周囲の環境、日当たりなども教えてもらえる
引越しをするとなれば、ベッドやソファ、冷蔵庫や洗濯機などの家具家電の移動も行います。
「設置場所に入らない」といった不具合を無くすためにも、内見時に採寸を依頼しておくと便利です。
日当たりや周囲の環境なども教えてもらうことができるので、後悔しない物件探しをするためにも、気になる点は全て質問をして解決しておきましょう。
写真よりも分かりやすい
物件を選ぶ際には間取りや写真でお部屋の雰囲気や使いやすさをイメージしていきます。
しかし、実際の使い勝手や収納の大きさなどを完全にイメージすることが難しいです。
ネットで物件の詳細を確認できても、全ての部屋の写真を掲載しているわけではありません。
そのため、実際に住んでから「何か違う」「こんなはずではなかった」といった後悔を抱きやすいです。
しかし、オンライン内見であれば担当者が出向いて物件を見せてくれます。
気になる部分があれば重点的に確認してもらえ、収納のサイズや使い勝手なども細かく調査してもらえます。
写真や間取り図だけでは判断できない部分も見られるので、イメージもしやすいでしょう。
最新の状況を把握できる
不動産会社によっては、掲載している写真が最近のものではなく、数年前に撮影した写真を使いまわしている可能性もあります。
古い写真だと現状が分かりにくく、汚れや傷が目立っている可能性もあります。
しかし、オンライン内見をすれば最新の物件状況を確認できます。
現状を確認できるので、契約後の後悔を軽減できるはずです。
おとり物件に騙されるリスクが下がる
既に契約している物件や実際にない物件をあると見せかけて宣伝をするお客を呼び込むための物件を「おとり物件」と言います。
魅力を感じた顧客が問い合わせをした際には「既に入居がきまった」と伝えて別の部屋を紹介する仕組みです。
おとり物件は、物件が存在していなければ内見ができません。
空室となっている物件のみしかオンライン内見ができないので、お取り物件に騙されるリスクを減らすことができます。
対面が苦手な人でも無理なく利用可能
一人暮らしのための物件を探している場合、実際の物件を内見するとなれば、担当者と1対1で内見を実施しなければいけません。
人と関わることが苦手、初対面の人と関わることが苦手であると内見に躊躇してしまうケースもあるはずです。
しかし、オンライン内見であれば担当者とは直接会わずに内見ができます。
画面を通してなので過度な緊張をせずに接することが可能です。
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オンライン内見の注意点
オンライン内見は自宅にいながらでも気になる物件をチェックできるため便利なサービスです。
しかし、自分で直接見ているわけではないので、欠点を見逃す可能性があります。
不動産会社の担当者にチェックをしてもらうとしても「どの程度まで見てもらえるのか」「細かいチェックまでしてもらえるのか」などと不安も感じるでしょう。
あらかじめオンライン内見の注意点を理解し、後悔のない物件探しをしてください。
ここからは、オンライン内見時に注意すべき点について解説していきます。
画質の粗さ・手振れが気になるケースもある
インターネット環境に問題があると映像や音声が不安定になってしまいます。
画質の粗さが目立ってしまえば、物件をよく確認することができません。
また、担当者の撮影技術によっては手振れが気になってしまうケースもあります。
手振れがひどければ見えにくくなってしまうので不満を感じるでしょう。
その場合は、内見後に改めて撮影した動画を送ってもらいましょう。
気になる部分のみ撮り直しをしてもらうことも可能なので、担当者に相談してみてください。
入居後に不満を抱える可能性がある
オンライン内見では画面越しに物件を確認します。
そのため、入居後にイメージと違うことで不満を感じてしまう方もいます。
・カメラだと広く感じるが実際には狭かった
・画面越しでは明るく感じたけど実際には日当たりが悪かった
・画面越しでは汚れが確認できずにいたが実際には大きな汚れや傷のある物件だった
など、住んでみてから分かる不具合もあります。
設備の不備を見抜けない
オンライン内見では不動産会社の担当者に自分の代わりになって物件を内見してもらいます。
所要時間としては30分程度となります。
その時間内に全ての疑問を解決するのは難しいかもしれません。
1ヶ所のみに時間をかけ過ぎてしまうと、他の部屋の内見に時間を割けない可能性もあります。
全ての部屋を隅々まで確認してもらうことは難しいので、優先順位を決めて重要な部分からチェックしてもらえるよう伝えておきましょう。
時には、汚れや傷など、不都合となる部分が隠されているケースもあります。
その場合は、退去時に原状回復として費用を請求されないよう住み始める前に写真を撮影しておくと安心です。
騒音や異臭には気付けない
写真よりも全体像をイメージしやすい点がオンライン内見のメリットです。
しかし、ニオイや騒音といった感覚の部分まではチェックできません。
物件によってはタバコのニオイや湿気のニオイなどがするケースもあります。
騒音に関しても、大きい道路が近くにあり車通りが多い時には音が気になる、広場が近くにあり夜中になると若者が集まって集会を開いてうるさいなど、暮らしに影響を与える可能性もあります。
ニオイの判断は難しいですが、騒音であれば目の前にある道路の交通量を見せてもらう他、窓を開けてもらって音を確認することも可能です。
周辺にどんな施設があるのか、飲み屋街が近くにないかなど、担当者に質問をするとある程度の騒音を判断できます。
実際に住んでから後悔しないためにも、必ず確認してもらいましょう。
オンライン内見に対応していない物件もある
オンライン内見は、全ての物件で対応しているわけではありません。
物件によっては対象にならないものもあり、不動産会社によっても対応は異なります。
「オンライン内見をしたい」と考えても、対応していない不動産会社であれば、直接出向いて内見をするしか方法がありません。
内見をせずに契約することも可能ですが、住んでから後悔しないためにも、内見は実施した方が安心です。
事前にオンライン内見に対応しているか確認してから不動産会社に相談しましょう。