20代男性Sさんからの相談内容

近々結婚予定です。夫婦共働きで、生活資金はお互いが出し合い、個人に必要なものはそれぞれ自分のお財布から出そうと考えています。

気になる点としては、医療保険など保険も夫婦それぞれが契約者として保険料を支払う方がいいのでしょうか?保険料の控除があることはなんとなく知っていますが、それぞれが加入して保険料を払うべきか、それとも収入が多い方が加入して払う方が得なのかが知りたいです。また将来家を買ったときに利用できる控除などもあれば教えてください。

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人生の3大支出について

Sさん、ご結婚おめでとうございます。結婚生活においてお金のことは切っても切れない、大事なことです。夫婦ごとの考え方や生き方で優先順位は異なると思いますが、筆者の考える夫婦のお金について解説していきます。

ファイナンシャルプランニングの分野では、住居費・教育費・老後の資金を「人生の3大支出」と呼んでいます。この3つのお金は夫婦で協力して準備する必要があります。共働きである場合はもちろん、どちらかがパート・アルバイトで補助的に働いていたり、片方が専業主婦(夫)であったりしても同じです。

20代のSさんにとって老後のことはまだ先のことでピンとこないとは思いますが、住居費や教育費は早々に夫婦で方向性を考える必要があるでしょう。

なお、お子さんについてはさまざまな考え方があると思いますが、今回はお子さんを考えておられると仮定して進めていきます。