貯金と年金のちがい
年金
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貯金は使えば減っていき、使い続ければなくなりますが、公的年金は生きている限り100歳以上でも受け取ることができます。生きている限り受け取ることができるのが公的年金の最大の魅力です。
Tさんが年金を65歳から100歳まで受け取った時の年金受取総額を単純計算すると
154万円×35年=5390万円
70歳から100歳まで受け取った場合は
218万円×30年=6540万円となり、1150万円増えることになります。
厚生年金は70歳まで加入でき、支払う保険料が増えればその分年金受取額も増えます。
毎年の年金額は賃金・物価動向によって反映され、生きている間受け取ることができます。
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退職~年金受取までに必要なお金を計算しておこう
公的年金の受給開始を遅らせるためには、年金受取を開始するまでの生活費を準備しておくことが必要です。
Tさんは65歳までは働く予定ですが、70歳まで年金受取開始時期を遅らせた場合は生活費を18万円として5年間の生活費は18万円×12カ月×5年=1080万円となります。
65歳以降70歳まで働くことができたとしても、どのくらいの年収を得られるか分かりませんので、1080万を65歳までに準備しておき、その準備資金から使うことを検討しておきましょう。
現在の月々の貯金を65歳まで続けると2万8000円×12カ月×25年=840万円
今の貯金380万円と合わせて1220万円となり、1080万円以上はお金が貯まる計算となります。