月々の貯金を増やす

介護時の費用や葬儀費用、老後のレジャー費用などを考えると十分な金額とは言えないので60歳までの間は手取りの15%以上、月3万1000円以上の貯金を検討してみてください。
食費、通信費、光熱費、美容費、おこづかい、雑費の中身を見直し月3000円貯金することができれば可能になります。まずは通信費から見積もりをしてみてください。
実行できればラクに継続することができます。

貯金の一部を「つみたてNISA」や「iDeCo」を利用し運用することができれば20年以上の資産運用が可能になるため検討されることをおススメします。

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長く働くためには


働くシニアの女性
【画像出典元】「stock.adobe.com/bnenin」

健康であれば長く働くことが可能な時代になってきました。健康であることが老後資金作りには欠かせません。Tさんは65歳までに重い病気になったときなどにお金が受け取れる保険に加入し就業不能時にも備えていらっしゃいますが、受け取れる金額は月額5万円でTさんの生活費の目安18万円には足りない金額です。

コロナ禍の中で、がん検診の受診率も下がっています。健康に気を付けて検診等も受診し早期発見ができるよう健康に気を配って頂ければと思います。

アドバイスを受けたTさんの感想

年金は増やすことができるんですね。知りませんでした。いろいろシミュレーションしてもらって具体的にイメージができてよかったです。スマホの通信料もずっと同じ会社のまま他社で見直したことがなかったので家計の中から3000円浮かせられないか調べてみます。「つみたてNISA」も友人が始めていて気になっていました。合わせて検討していきたいと思います。

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家計簿診断を終えて

Tさんのお母さまも70歳まで働かれていらっしゃったそうです。2022年4月から年金制度が変わり、年金受給開始年齢が現在の60歳~70歳から60歳~75歳と変更となります。75歳からの年金受給が可能となり、いつから受け取るかは自分で決められます。長生きしたときもお金がなくならないように制度をよく理解して公的年金を軸に老後のライフプランを検討しておきたいですね。