画像はイメージ(Flicker/ tengrrl )
動物の虐待はいかなる状況でも許されるものではありません。
足に毛玉が絡み、伸びすぎた爪が足の裏に食い込んだ雌のプードルがシンガポールで発見されました。
爪が伸びすぎていたプードル
シンガポール動物虐待防止協会(SPCA)がこの犬の様子をInstagramに投稿。
犬を発見した地域住民が飼い主を探しましたが見つからず、SPCAに引き渡されました。
現在この犬は治療を受けており、SPCAは本件を虐待と飼育放棄の疑いで調査しています。
SPCAの調査によると、シンガポールにおける動物虐待および福祉問題の報告件数は2022年の511件から2023年には915件に増加し、79%の上昇となっています。
これは過去11年間で最多を記録する数字です。
シンガポールでは、遺棄を含む動物虐待で有罪となった場合、最大18ヶ月の懲役または15,000シンガポールドル(約157万5千円)の罰金を科される可能性があります。
SPCAはInstagramを通じて、一般市民からの情報提供を呼びかけています。
投稿には「飼い主を特定してほしい」「動物保護のためのより厳しい法律が必要だ」といった声が多数寄せられており、この問題に対する市民の関心の高さがうかがえます。
ペットを飼う際は、一生面倒をみる責任感を持ってほしいものです。