「庭じまい」を50代でやるべき理由2つ。業者に頼まず自分でやってみたら…

「庭じまい」とは、管理しやすいよう手入れがラクな庭にすることです。わたし達の親世代の庭といえば、松の木がある和風庭園が主流でした。でもこの和風庭園、実は手入れが大変でなかなか維持するのが難しいと思う人が増えているのです。

剪定代が高い

私の家は、昔ながらの和風庭園です。この庭を夫婦2人とも気に入っているのですが、義父が亡くなり自分たちで手入れするようになってから、大変さに気づきました。

まず、大変なのが、年間でかかる剪定代です。

庭といってもそんなに大きな庭ではないのですが、剪定は春と秋の2回あり、年間6〜7万円弱かかります。

特にお金がかかるのが「松の木」。松の木は、時間、手間、費用がかかるので、「金食い虫」とも言われています。

枝の見極めが難しく、素人が剪定するのは難しいので、どうしても植木屋さんに頼まざるを得ません。松の木が多ければ多いほど、剪定代にお金がかかります(我が家には2本あります)。

また、野焼きが禁止されてから、剪定で出た落ち葉や枝を畑で燃やすことができなくなりました。これらの処分を業者にお願いする場合は、その分の費用を上乗せしなくてはいけません(量によりますが、大体5000円〜ぐらいです)。

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手入れが大変

庭があると一番大変なのが、雑草引き。

ずっと腰をかがめて雑草を抜く作業、今はできても高齢になったらこの体勢がつらくなります。

また、今年(2024年)のように猛暑の夏ですと、炎天下での作業は危険ですからできません。でも、放っておくと雑草は生え放題。草ぼうぼうの庭になるので、虫が寄ってきますし、空き巣にも狙われやすくなります。

最近は、庭をつくるとき雑草シートを敷いてその上から土を盛るのでお手入れがラクらしいのですが、昔の家の庭はそんなことをしていません。

それに、義父が生きている間は、樹木に薬を撒いたり伸びた枝を切るなどこまめに手入れをしてくれていたのですが、亡くなってからはどうしたらいいのか分からず今もそのまま。手入れの仕方がわからないのです。